この前、せっかく採用になったパートを辞退したという話を書きました。

あのあとしばらく、日によっては急に、なんで辞退してしまったんだろうと思って落ち込んだり、もしかしてPMSだったのか？と思ったけど違ったり、なんだかなあ、自分で決めておいて、ほんっとフラフラしてるなあ、という日々でした。

まあ、懸念事項のうちのひとつは腰痛だったので、やっぱりそのリスクを思うと賢明な判断だったかとは思うのですがね。

そして以前ちょっとnoteでつぶやいた「なぜ家族のなかで私だけこんなに考えこむ性格なのか」ということ、このときに考えました。

そのような星に生まれついてしまったもんは仕方ないんですが、家族はこんな感じ↓なんです。
今日は、完全に自分が書きたいだけの、家族の話。

ロックで優しいお姉ちゃん

こんな軸ブレブレの私とは違って、姉はとてもしっかりした人です。
見た目とか遊び方なんかで言えば私の方がずっと真面目なんですけど、あんなにロックなのに芯がしっかりしている…そしてとても優しい、という自分にとってはずっと憧れの人です。いや、ちょっと褒めすぎか。

転職はたぶん一度だけ。15年くらいずっとアパレルの仕事をして、妊娠を機に退職。今でも、服のことで何か「？」となったら姉にLINEしますが、全部答えが返ってくるのでさすがだなと思います。

何度も辞めたい時期があったみたいですが、真面目にずっと頑張っていて、周りからも好かれる人なのが見ていて分かりました。

ストレス発散は、姉はクラブと酒。私は家でのんびり。
姉が陽で、私が陰だなーといつも思っています(陰もいいことありますよ)。
私がうつで死にそうだった時、ずーーっと支えてくれて、もう一生分以上の愛情を受け取りました。

なんだか不思議な母

そして母。この人はもう、なんだかよくわからない…。
控えめなようで、けっこう誰にでも話しかけるし、几帳面なくせにあまり深く物事を考えない。パートの仕事も長続きしています。熟年離婚しましたが、一人暮らしも寂しくないらしい。

私が小学生になった40代前半から特別養護老人ホームで働きはじめて、もう70代。身体介護を引退した現在は、食事の用意などのお手伝い係。私と違って、適度に動いたり、働いていないとしんどいそうです。年をとるとそうなるのかな。

このまえの面接のあと、私の今の状況って当時の母の状況に似ているのでは？と思い、なんで未経験の介護の仕事についたのかを聞いてみました。

「なんでって…家から近くて、面接したらすぐ来てくださいって言われたから……」

うん。やっぱりぜんぜん参考にならんなー、と思いました(笑)。

当時は特養自体も珍しく、どんなところかも分からなかった、資格も別にいらないし、すんなりだったとのこと。
あと「人のおむつ替えたりで初日で辞める人もいたけど、そういうのを別に嫌とも思わなかった」そうです。向いてたんだろうな。

で、私はといえば、「まぁ、やってみたら？」とせっかく言ってくれた母の言葉を打ち消し、不安の方が勝って辞退してしまったのです。

さらによく分からない父

父親は、たぶん変わり者です。知らんけど。
いま思えば、現在70代の人が大学時代にコンピュータ(たぶん)を専攻してIT企業に就職するって、相当変わり者だったのではと思います。

そこが聞いてびっくりな大企業だったことを私はずっと知らず、数年前に姉経由で聞きました。だから家にあったPC全部そこのだったのかと。
でも、会社員が合わなかったのか、自営業になったんですよね。あー、言いたくないけど、ちょっと似てるのかもしれないなぁ私。言いたくねー。

夫からすると「すげぇ！」というような資格も持っていて、きっと頭はよかったんでしょう。でも、少しアルコール依存ぽかったし借金や離婚はするし、結局うまくいかなくなっちゃいました。

ここ数年は全く関係のないバイトをいろいろしていたみたいです。イヤその知識あれば今時稼ぎ放題では？とか私は思ってしまうんですが、逆にスマホが難しいとか昔言ってたなあ。全然意味わからんです。

はて、私は？

書いていて、なんかもうこの3人のいろんなとこを混ぜたのが私では？っていう気になってきました。
むしろ父に一番近くない？それだけは嫌…

別に家族だからって誰に一番似てるとか、ムリに紐づけて考えなくていいとは思うんですけどねぇ。でもなんか、家族のことってごちゃごちゃ考えてしまったりしますよね。


姉のようになりたかった頃もあったけど、私はちがう人間なので、今はそこまでうらやむ気持ちもありません。
私は私でないと出会えなかった、ぴったりのパートナーと幸せに暮らしているし。姉とはいい距離感です。


もう、これが自分の人生だから、って思えたらそれでいいかな。
今になってやっと考える余裕がもてて、そういうことを探している自分も、なかなか楽しいです。


おしまい。



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