19/8/31 横浜F・マリノス VS ガンバ大阪

この試合の主題は

「ボス VS ツネ様」


目次

1.前節までの簡単なおさらい

2.スタメン

3.前半(ガンバを自陣に押し込んだマリノスチーム全体の動き)

4.先制点が活かした仲川のスピード

5.後半(13分 ツネ様の逆襲)

6.混乱を脱したマリノスの修正

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1.前節までの簡単なおさらい

前節大勝で連敗を脱出したマリノス。
新戦力エリキとマテウスが加わり、前線の組合せの選択肢が増える中、前節同様に仲川がCFか?左ウイングは遠藤かマテウスか?右ウイングはエリキか仲川か?
前節課題を残したエリキのサイド、右サイドの守備の改善はあったか?
などが鍵。

ガンバは天皇杯での法政大学に負けを間に挟みながらリーグ5戦ドロー。
夏から古巣復帰した宇佐美に井手口。広島から加入したパトリック。
攻撃面で成果は出てるかもしれないが失点の仕方は悪く勝ち切れない。
その大きな要因として挙げられる5-3-2でブロックを組んだ時のアンカー井手口がこのチームにおいて適正なのか?という点(後に記述)

2.スタメン

マリノスは前節同様に最前線に仲川、右ウイングにエリキ。左ウイングは前節2得点、攻守に貢献した遠藤で無くマテウス。
他は不動の布陣。
基本フォーメーション4-2-3-1

ガンバは2トップに宇佐美、アデミウソン。
控えにパトリック、渡邉千真、遠藤保仁。
基本フォーメーション3-5-2


3. 前半(ガンバを自陣に押し込んだマリノスチーム全体の動き)

ガンバは5-3-2でゾーン2まで引いたリトリートブロックが基本。
両WBの小野瀬、福田がマリノスのウイングのマテウスとエリキを見る。
アンカーの井手口がマルコスを主に見ながらゾーンで受け渡す。
中央封鎖してゴール前を堅く閉ざすのが第一目的の為、マリノスはゾーン1からのビルドアップで喜田と扇原も比較的にプレッシャー無くボールは持たせてもらえる。
守から攻のカウンターが主で前残りする2トップの宇佐美とアデミウソンをまずファーストターゲットにする事が多い。そこから2シャドーの倉田と矢嶋、WBの福田と倉田が前に押し出て、マリノスの両SBが上がって出来たスペースを狙っていた。

マリノスはゾーン1で両ウイングは大外ワイド、CBからのビルドアップにSBは偽サイド化せずガンバの2トップ、中盤3センター脇で受け取り、両ボランチかウイングへの展開が主。前半は左サイドから45%。
マテウスと小野瀬の一対一の対決は多かった。

ゾーン2から3に入ろうとするとエリキは他の選手と関わろうとし内のレーンに入る。その為広瀬は大外のレーンが増える。マテウスは大外。ここからティーラトンが偽サイド化し内のレーンに。喜田と扇原と片方も積極的に高い位置を取る。マルコスを交えると3〜4人でガンバの中盤3人に対して横の揺さぶりを掛ける事が出来た。

なかなかゴール前まで迫れる事が少なかったが個人的な印象ではこの横の揺さぶりがジャブの様に効きガンバ中盤3人の守備バランスを壊し、ティーラトンの得点に繋がった気がする。
そしてガンバのシャドー倉田は殆どカウンター時に高い位置に迫れる機会を作れなかった。
前半走行距離6.2㎞で全選手で一番だが完全に守備で奔走され倉田の良さを消した格好になった。
チームとして福田の惜しいチャンスが二回あったが自陣に押し込まれシャドーが守備に奔走された結果、攻撃時への縦への推進力を失っていた。

前半興味深かかったシーン。

ティーラトンはゾーン1の右サイドからの展開に対しガンバの右CBとWBの間のハーフスペースに立ち位置を取る。
ガンバ矢島と高尾をピン留め。
ティーラトンの苦慮しながらもマリノスのSBとして努力しトレーニングした結果がこの日の得点に繋がったと思うと喜びは大きい。

4. 先制点が活かした仲川のスピード

後半ガンバはスタートから前半よりもラインを少し高い位置に設定し、前から奪う姿勢を見せてくる。
前半はゴール前になかなかスペースを見つけれず活きなかった仲川。
(それでも高い位置から即時奪回でファールを貰うなど守備にサボらない姿勢は3点目に結び付いている。)
前半よりガンバのディフェンスラインの背後が少し空く様になったが、今の仲川にはその「少し」で充分だった。
エリキ→裏のスペースへ仲川→マルコス追加点。
また落ち着いて決めたマルコスも凄い(笑)

因みにガンバ中盤3人の守備のバランスの悪さが目立つシーンも多かった。

マリノス、ゾーン1から喜田へのビルドアップに対しプレスにいく井手口。
それによってセンターレーンが空くがガンバも2人の中盤では埋めるのもバランスも取るのも難しい。

人に付いていく井手口が3センターの中央に適任かは疑問に残る。一列前か中盤を4人して井手口が付いていっても残り3人でスペースを埋める方がベターにも思えた。

5. 後半(13分 ツネ様の逆襲)

完全にマリノス優位だった試合は後半13分激変する。
ガンバは二枚替え。
倉田と矢島OUT、パトリックと遠藤保仁がIN。
3-5-2から4-4-2にチェンジ。

まず攻撃面でLSHに変わったアデミウソンのカットインから内に入る動きが脅威に。
アデミウソンは一例下がって活きる様になった。
最前線パトリックの迫力も脅威に。
そして遠藤保仁からの対角線のボールにRSHになった小野瀬の飛び出し。(喜田も試合後この対応に苦慮したとコメント。プレスにいきにくいポジションを取った遠藤保仁も流石)
小野瀬はこれに加え、素早く中央にも進出しだしマリノスはこの動きに誰が対応してよいか迷いが生じる。
その流れから後半22分、小野瀬の得点で2-1。


守備面では前線2+中盤4人でマリノスのゾーン1からのビルドアップに対し前ハメを敢行。
マリノスはガンバのシステムチェンジによる攻守両面の変化で一気に混乱状態に陥る。

パトリックの突進、アデミウソンのポストいずれかが決まっていればこの試合分からないどころか逆転負けしてたかもしれない。

6. 混乱を脱したマリノスの修正

このままズルズルと混乱状態にハマらず、マリノスは修正。
ガンバの前ハメに対し、2CBからのビルドアップに喜田がセンターレーンに移動し扇原は一列前へ。
まだガンバの前ハメが有効と見るや、それを察知したのか喜田が畠中とチアゴを助け最終ラインまで降りて、素早くティーラトンが偽サイド化しセンターレーンまで移動。
このスピーディーな一連の動きでガンバの前ハメに対する混乱は落ち着いていき、また前への推進を高めていった様に感じた。
ボスのマリノスが数々の失敗を繰り返すも積み重ねてきた経験が試合の中で素早く対応出来る完成度の高さを感じた後半でもあった。

勝負を決定付けた3点目。
東口のスローのミスではあるが自陣に押し込まれた混乱状態からでは扇原のパスカットの素早い出足は生まれなかったかもしれない。
仲川なシュートはポストに阻まれるも、献身的で素早い切り替えでボールを奪い直し、遠藤渓太へ。
遠藤は前節2得点にも関わらずベンチスタート。
悔しい思いを持ちながらマテウスの怪我から前半45分に出場で期するものがあったに違いない。
あの振りの早い素晴らしいシュートには初得点の長かったトンネルを抜けてからの彼からはストライカーとしての自信を感じた。

エリキも前節より守備面で意識を感じる戻りも見れた。
小野瀬の神出鬼没な動きの対応や遠藤保仁に対するプレッシャーも渡辺皓太が入って3センターも取れるようになり改善は高まっていった。

次は二週間空いて、絶好調広島戦。
勝って良いレビュー書ける事祈ってます🎵


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ozamendi

サッカーについて云々。。
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