11月8日 (木) ひとりでもかなうこと
9時ごろに起きて、朝ごはんを食べてから書類の準備をする。ある程度できていたので、1時間足らずで先方に送る。どうか。
1時間ほどバイオリンでスピカートの練習。まだまだといった感じ。おなかが空いたころに昼ごはんにして、コーヒー休憩をしてからまたバイオリンを1時間ほど弾く。
そのあとボーカル録りに取り組む。ようやく声が出てきた感じ。いま取り組んでいる曲の中ではいちばんむずかしいと思われる曲をなんども歌う。すこし構成をどうするか迷っていた部分があったのだけれど、歌いながら考えていく中で、丸々2番ををカットしてバイオリンの間奏を入れることにした。浮かんだフレーズをスケッチ的に30分ほど重ねていく。
夕方にはでかけて明日の面接に備えて伸びた髪を切りにいく。店内でひさしぶりに聴くBoards of Canadaが流れていた。
帰り道に修繕に出していたニットのカーディガンを引き取って、この前はさみが壊れてしまったのでなにかいいものがないかと文房具屋さんをのぞく。ヘンケルスのものがよさそうだなと思ったけれど、なんとなく記憶の中にある、南部鉄器みたいな質感の真っ黒で硬派なはさみが浮かんで、あれってどこでみたんだろうとあたまの中が巡る。ババグーリのテープカッターみたいな質感だったような。今度Roundaboutをのぞきにいこう。
もろもろ買い物をすませていると父からメールが来る。なんだか胸が苦しくなる内容だった。
家に帰ってから課題曲のエレキギターを3周ほど練習。ちょっとずつフレーズが手に馴染んできている。おなかが空いたので晩ごはんにした。
求人サイトをみたりいろいろと考えごとをしていると、ひとりで実現できることは、できるだけがんばってやろうと、ふと思った。声はまた出るようになってきたし、へたなバイオリンもいつかはもっとうまくなるはず。ギターだってひさびさに弾いてまた感覚がもどりつつある。体重だって落とせたし、節約だってちゃんとできている。
生きていく中で、だれかとなにかを共にすることは、そのだれかがいない限りかなわない。それはじぶんではどうしようもない。そのことを嘆くよりも、いまじぶんがかなえることができることのために、毎日少しずつでも進んでかなくてはと思う。かなわないことについて考えるのはそのあとでもいい。
Tim Heckerの「Konoyo」を聴きながらヨガをして眠る。
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