9月25日 (火) 雨が降ったら傘をさして

8時ごろに起きて出かける準備をする。いつも朝に食べるくるみのカンパーニュをきのうきらしてしまったので、豆乳をコップ1杯飲んで出かけた。行きの電車の中で東京R不動産の「だから、僕らはこの働き方を選んだ」を読み終わって、しばらくやりたいということと、仕事ってなんだろうと考えてしまった。

病院に着いて、いつものように薬をもらって帰るつもりが、話していく中でそういえばと気づく感情が意外に出てきて、すこし調子が悪いのかなと思った。

どこかで朝ごはんを食べたいなと思い神保町へ行く。コーヒー豆も買えたらいいなとカフェに入ると、スペシャリティコーヒーのお店だったようで、端正なルックスの店員さんが、さまざまな豆について専門的な解説を話す。すこし迷って、じゃあこれをと選んだら、値段が普段飲むコーヒーの数倍して、ああそういうことかと思ったけれど、これも経験かなとベーグルといっしょにお会計を済ませる。コーヒーはとてもおいしかった。浅煎りのものはお茶みたいに飲めていいなと思う。

なんとなく気になった建築系の本屋さんと、そのあとに写真集や美術書を中心に取り扱う古本屋さんに寄った。棚の中の宇宙に吸い込まれないうちに帰ろうと思ったところ、石内都さんの写真集と文章が載った本を見つけて、それを買って帰ることにした。お店を出たら雨が降り出したので折りたたみの傘をさす。すると20歳ぐらいの男性3人組がぼくを追い越していき、「このくらいの雨なら傘なんかなくたって余裕」と話しているのが聞こえた。

帰り道パン屋に寄ってくるみのカンパーニュを買って、最寄りから一駅前で降り、買いそびれたコーヒー豆をいつものお店で買った。家に着いて、昼ごはんをつくって食べ、コーヒーを入れて一息ついたらうとうとと眠ってしまった。

起きてからスーパーにぶどうを買いにいって、帰ってから1時間半ほどバイオリンを録音する。音の質感が気に入るまで何度も演奏をし直し、和音をつくっていく。漆喰で壁を塗っているような気持ちになる。

晩ごはんつくって食べてからお風呂に入って、面接に向けての課題に取り組む。課題というのはいつも苦手だ。考えれば考えるほど、正解なんてないじゃないかと思ってきてしまう。

しばらくしてからひさびさに左肩の神経痛があらわれてきて薬を飲む。そこからよごれが気になっていたシャツを手洗いして漂白剤につけたり、クローゼットの中の整理をはじめてしまったので、これはまずいと思ってJulie Londonを聴きながら眠ることにした。調子が悪いときは、それなりの方法でやり過ごそう。

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