努力は報われるって思ってる人へ〜報われるものと報われないもの〜

皆さまこんにちは!
闇堕ち魔法少女系Vtuberの音羽なずなです。
突然ですが自己紹介させていただきますと、
慶應義塾大学を卒業後、新卒で一流企業に就職、
精神を病み転職を繰り返した後、今は新卒時以下の給料で働いています。
そりゃ大変な人生ですな、私には関係ないけど。と思ったあなた。
そんなあなたにもぜひ読んでほしいのが今回の記事です。

あなたは『努力は報われる』と思っていますか?
努力はある点では報われるし、ある点では報われないものです。
今回は、努力は報われると信じてやまない人たちが、
将来心を殺されることがないようにちょっとだけ現実の闇の話をします。

私は学生時代、『努力は報われる』と信じていました。
勉強すればするだけ成績はあがって評価されるし、努力は無駄にならない。努力した分だけ成果が出る。
努力こそが美徳である、と思っていました。
しかし、それは新社会人になった時に打ち砕かれます。
私が新卒で入った一流大企業は、様々な大学出身の人がいました。
同じレベルの早慶、東大の人もいました。
逆に早慶より偏差値の低い学校の人も沢山いました。

当時親が過剰な偏差値信者だったため、その教えを受け、私自身も大学偏差値を気にしていました。
私は勝手に、大学偏差値=優秀さだと思い込み、偏差値順に仕事の出来も決まると思っていました。
しかし、現実は違いました。
私よりも随分偏差値の低い大学出身者が、コミュニケーション能力を駆使し、新卒採用者の中で中心的な立ち位置を保っていました。
学生時代、親から勉強以外を禁じられていた私は、お酒で飲みニケーションする能力もなく、テレビドラマなどの知識もなく、とにかく話すことが苦手でした。
そんな私はいくら偏差値があっても、新卒採用者の中で、カースト上位にはなれませんでした。
どう頑張ってもカースト下位でした。

これが初めての挫折です。
勉強という努力の結果こそが会社でも重要に違いないと信じて勉強だけしてきた私の希望は打ち破られたのです。
これがどれだけ辛かったことか。
親から勉強していれば将来幸せになれると教え込まれていた私にとって、勉強が価値基準として意味をなさない世界は未知数で、今までの努力が音を立てて崩れていった瞬間でした。

皆さんが同じ経験をするかどうかはわかりませんが、
同じような瞬間はいつかどこかで訪れる可能性はあります。
世界の価値基準は1つではないのです。
今までどんなに努力してきても、その努力を評価される世界線に生きなければ何の意味も成さない。
そして、新しいコミュニティに属する機会は結構多くあります。

努力は確かに意味があります。
勉強すればするだけテストの点は上がるでしょうし、ダイエットすればするだけ体型は綺麗になるでしょう。
しかし努力が希望する場所で報われるかどうかは別の話です。
会社では処理能力よりコミュニケーション能力が評価されるかもしれないし、好きな人はぽっちゃりのほうが好みかもしれません。

だからこそ、皆さんには1つ、この言葉を頭の片隅に入れておいてほしいのです。
『努力は意味があるが、報われるとは限らない』
とてもネガティブに聞こえますが、希望を裏切られた時のショックに比べたら、初めから頭に入れておいた方が楽でしょう。
実際私は、努力が報われないことに絶望して精神を病みました。
皆さんにはそうなってほしくない。
だから、心にクッションを敷いてください。
『努力は意味があるが、報われるとは限らない』と。
それでも、願わくば皆さんの努力が全て報われることを祈っています。

努力が報われないことに絶望して人生転落した音羽なずなより。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?