「無益な言葉 千よりも聞いて心静まる有益な言葉 一つのほうがいい。」

こんにちは。入院中。暇なので文章書きます。3回目。

SNS上に文章を書くことは、私にとっては個人的なコミュニケーションではなく、基本は仕事。
パン屋の情報を載せたり、お客さんとのコミュニケーションツール。言うならばオフィシャルに言えることだけ書いている。

どーでもいい近況報告やらご飯の写真やら子育ての悩みなら、気心知れた友人や家族に話したりLINEメッセージすればいいし、一回しか会ったことないけど友人に登録せざるを得なかった人や、申し訳ないけどほとんど記憶にない人にまでプライベートな話をする気になれない。今はちょっと距離があるけど、私のことを気にかけてくれてる友人がSNSで近況を知ってくれるのは嬉しいのだけれど。
会いたい人は会いに来てくれるし、私も行くし、タイミングで繋がれればいいかなー、という程度。

だから、ある程度の防御線を張って文章を書く。そして、距離のある人にも面白いと思ってもらえる書き方を考えながら描く。
私の言葉で誰かを傷つけたくもないし、私も傷つきたくない。

入院中、子供3人と離れて一日中ほぼベッドにいるので、本を読んだりネトフリで色々見たり、残してきた旦那様には申し訳ないが、ひきこもりライフを満喫?!している訳ですが、もっとも今しっくりきた本が

「ダンマパダ」
仏教の基礎中の基礎といわれる教えを日常の言葉で訳してある本。


この本は、甲府の一箱古本市で、南アルプス市のお寺の住職さんから買わせていただいた本で、住職自ら貼ったふせんや書き込み線がたまらん一冊。

日本語の訳がまた絶妙で、言葉の力がすごい。ブッダがまだ仏教が確立する前に説いた言葉をわかりやすい日本語で訳してあります。

ブッダがもしMCバトル出たら、確実に、どんな罵詈雑言も一括するであろうパンチラインの数々。。。(まず、ブッダは勝ち負けの世界に身をおかないでしょうが、他人の欠点を指摘して俺のほうがすごいだろとか息巻いてるカスラッパーを次々となぎ倒して改心させてるところを観てみたい)

この本の中で、

「無益な言葉
千よりも
聞いて心静まる有益な言葉
一つのほうがいい。

無益な詩
千よりも
聞いて心静まる有益な言葉
一つのほうがいい。」

という一節があって、今の時代にすごく必要な言葉だなぁ、と噛み締めている。

無益な言葉や詩がインターネットを通じて千でも万でも嫌でも入ってくる時代、それに振り回されたり心乱されることって、誰にでも普通にある。

知らない誰かが羨ましくて落ち込んだり、知らない誰かにいきなり怒られたり。
見たくもないどうでもいい争いを見せられたり。

でもその中でハッとさせられる言葉というものがポロリと落ちていたりする。

無益な詩には耳に蓋をする。
ハッと感じたらそれだけキャッチする。

でも、うわべだけの甘い言葉には要注意。
自分や周りを不幸にするものかどうか、自分で判断できないといけない。

これ、これからの生きる力として、子供たちにも教えなきゃなぁと思うのです。

40手前にして、ブッダの言葉にやっと気付けた凡人ですが、ブッダが悟りを開いたのも35歳と言いますから、凡人としては、まぁ良かった方かもしれない。

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