まつりごと

選挙と恋愛が似ている話

ステップ1:一目惚れ

日本では二大政党制という事で、与党、野党という二つの考え方があります。

これが今、「好き」「嫌い」という感情で枠組みすることが出来ます。

与党=好き、野党=嫌い

こんな単純な話ではないという所だとは思うのですが

二つに分けていることで自然と、一方が強ければ、一方が弱しのような解釈に陥ってしまっています。

与党が正しければ、野党は正しくないという選択肢が生まれてしまうのです。

与党だ、政党だ、というグループで見てしまうのは、第一印象です。

一目惚れという感覚が、私は与党派だ。野党派だ。という事を決めているのです。

言うなれば、私のタイプはイケメンです。イケジョです。みたいな。


ステップ2:個性を見る

政治に関心が湧いてくると、より個人を見ようとします。

この人はどんな考えでこの選挙に対峙しているのか、この人は議員になってどんなことを実現していくのか。

この人の言っていることは正しい、与党だとか野党だとかではない。

みたいな人をちゃんと見るという事になります。

選挙に興味があるというのは、人に興味があるかどうかなのでしょう。

これは同棲生活が始まった状態に似ています。

見てはいけないものを見てしまった感も生まれるでしょう。

政治により詳しくなって行くほどに、相手が嫌いになる可能性も高くなってきます。


ステップ3:約束事

政治のマニフェスト。付き合い始めの約束事。

これを破られたら、感情も爆発してしまいますね。

別れはこうして訪れます。

浮気が発覚してしまった、嘘がバレた。のような感覚です。


恋愛にも政治にも無関心だ!

今、選挙に関心が持てない人たちが多い世代は、ミニマムライフ世代とゆとり初期世代に多いのです。

ミニマムライフ世代の特徴は、負けることを嫌い縛ることを嫌う傾向が強いため、一生独身になる傾向が強いということでしょう。

これは選挙に例えると、負けることを嫌い縛られることを嫌う傾向があるので、帰属団体などの勧誘による政党への縛りを嫌い、選挙で負けることを嫌うので有名な選挙で勝利しそうな所を選択してしまうという傾向が強くなるということです。

即ち、どこも選択肢ない棄権なり白紙を選択するか、有名な芸能人や長年政治を営んでいる与党への一票という形に転嫁されるという事になります。

無名な人や、新しい政党に対して選択する意思は、少ないのかもしれません。

独身を選択するという人は、恋愛の冒険や恋愛の刺激を積極的に求めない人です。

恋をしても、心の中にしまい込んだりする片想いが多く、選挙に足を運ばない人も多いことでしょう。

私なんて、私の一票なんて「所詮、社会は変えられない」

誰かに迷惑を掛けているのだろうか?自由な選択の一つじゃないか。

誰かのせいにすることを当たり前のように感じている人々のなんと多いことでしょうか。

例えば

今の日本の少子高齢化社会になった原因を生み出している冒険心やチャレンジ精神を持たない人々によるところなのかもしれません。

少子高齢化社会になっているのは、私のせいではない。社会がお金がないからだ。

いや、これも私の選択肢の一つだし、これは権利だ。と考える。

今の原因を作り出している全ての事に、自分自身の選択があるのだとは考えません。正しく理解することは大切です。

そこから逃げるのではなく、挑む心があれば、選挙に足を運んでいるかもしれません。


めんどくさい。

そうですね。

恋愛もめんどくさい。

選挙もめんどくさい。

自分が幸せならそれでいいだろう。

選挙に一票を入れる人も、選挙で棄権する人も

そう「自分が幸せならそれでいいだろう」と考えている。

自分主義、自己中心的な考え方で、その行為が決まっている。

いやいや、私は違うよ。ちゃんと相手のことを考えている。サプライズで人を喜ばせるめんどくさいことだってやっている。迷惑?暑苦しい?お節介?

サプライズにはお金が必要でしょ。準備が必要でしょ。時間が必要でしょ。人脈が必要でしょ。

お一人様が当たり前で当然の生活をしている人には、いつまでもサプライズは作りません。

その必要がないからです。あるのは自分へのギフト自分への尊い一票なのです。


愛しても愛されない。から怖い。

好きでいつまでもお一人様やっているわけじゃないという人もいますね。

探し求めている運命の出会い。でも、私を見つけてくれる人がいない。

私を受け入れてくれる人がいない。まるで、選挙で清き一票を入れても、いつまでたっても当選する見込みがないすれ違う感情を抱いてしまう。

選挙で当選する無難な人を選べば、相思相愛になれるのに、敢えて過酷な道を選ぶような、それでも私は自分のポリシーを曲げたりしないと、いつか相思相愛になれる日を夢見ているのかもしれません。

他人から見たらそれは奇異に映ります。

相手に求められていないのに求められていると勘違いしてストーカーになるような、そういう状態に等しい。

あなたも私の好きなアイドルに清き一票を!

そう呼びかけているのと同じように。

そして好きが講じて、犯罪者になってしまうというケースも最近では起きている。

インターネットで行き交う各政党に対するヘイトスピーチも、アイドルの追っかけ犯罪者とやっていることは同じなのかもしれない。

相手の尊厳を殺してしまう前に、私たちには出来ることがあるのではないだろうか?

正しい恋愛の仕方というのはあるのだろうか?

相手の良い所も悪い所も受け入れながら、共に議論を重ねていく。

お小遣いもっと増やして欲しい。ブラック企業だから仕事ばかりで生活にゆとりがない。

自分の生活に、恋人が居れば叶えられる夢があるのなら、

素敵なパートナーを見つけたいですよね。

それは飽くなき話し合い、希望の持てるマニフェスト。お互いの決め事なのかもしれません。

DV親父、モンスターペアレントなんて家庭ではなく、家族の間で嘘をつかないという最低限のマナーを共有し話し合うような、そんな関係性を選挙にも求めて行ければ幸せなのかもしれません。

一人ではなく、共に戦う仲間として「あなたの人生のパートナー」を探してみませんか?

それはあなたの希望。

選挙は恋愛だ。

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