この夏に私はノート恒例のオフ会に誘われた。

誰が来るの？誰が来ないの？

来るって言って、来ない人。来れない人は誰？

そう、私はノートのオフ会を開いて、会える人と会えない人を選別しようと考えた。

あまりにも、そうあまりにも、うわさ話が執拗だったから。

だったら皆で会っちゃえばいいじゃない。そう思ったわけ。

夏になるとオフ会が、色んな所で開かれる。

会えた。会えない。行けなかった。行きたかった。

行ったけど、皆は何処に居たの？

幽霊が一人や二人の話じゃなくなっている。

ましてや、居たよね。いや、そっちのグループだって居なかったじゃない。って何だか行き違いが起きていたりして、おかしいな。ちゃんと待ち合わせ場所話したのに、なんで会えなかったんだろう？

という声が至る所で発生し始めた。

私も彼が参加するっていうオフ会に行ってみようって事で、でも、話しを繋げてくれたのは家の父親。

ノートで初めてのオフ会が、父親と一緒なんて、良い年してとは思ったけど、彼に一目会えるなら、参加しない手はないでしょ。

そして、オフ会当日。

私達、親子は待ち合わせ場所に到着するも、参加者は誰も来ていない状態で、親子水入らずの夕食を済ませて帰る羽目になりました。

私達、親子はノートの中で幽霊というレッテルが貼られる事になったのです。

もしかして幽霊？

☆★

かーるさんの企画

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