〔ヘッダー写真: 細野晋司〕

歌稽古が2021年11月中旬から始まり、11月末、最初のバンドリハがありました。初めて皆で音を出して最初に思ったことは、
「どーん！としててカッコいいなぁ！」
ということでした。2017年の女王蜂+ながしまみのりさんとはまた違った「年季！」というサウンド。


ロッキーホラーショー記録①稽古編では、
音楽監督補視線で稽古場でのことを書きましたが、バンドのことを適切に客観視して書くのは難しい……。というわけでサラッと。関連して、音響、衣装、ヘアメイクについても少し書きました。

■バンドのこと

▶︎ROLLYさんはリハ中、どの楽曲も全て！歌ってくださいます。(セリフも込みで……)
▶︎ポンプさん (Dr.)は面白いものや美味しいものをくださいます！
▶︎吉本さんのメイクはROLLYさん直伝です。伝授の日、2人仲良く鏡の前でメイクする姿を遠くから見た河原さん、「文化祭じゃん……」。 
▶︎ROLLYさんと吉本さん(Gt.)のギタートークが長引くとポンプさんが「はい、やるよ〜！」と声かけてくれます。笑
▶︎HOTORIさん (Bs.)に、「ケータリングに美味しそうなものあったよ！」と伝えると大抵「もうお腹の中…」とお答えになります。
▶︎古田さん、「HOTORIさんのベース好き！頼れる」とおっしゃってました。
▶︎おおくぼさん(Key.)とお互いキューを送り合う箇所、初めてヘアメイクした日に「美女がこっちを見てくる……」と戸惑いました。
▶︎開演前に客席で流れていた『Metal Guru』のカバー(歌はシシド・カフカさん)のコーラスはむっちりシスターズのお2人(千栄さんと高仲さん)
▶︎毎日のサウンドチェックに武田さん(Sax)、岡本さん(Gt.)も参加されていました。武田さんはよくオリンピックの話をされてました。
▶︎ローディの末永さんに「よく言われると思うけど、末永く、よろしくお願いします」と言ったら「あんまり言われないですね」とのこと。
▶︎ローディさんとは楽器周りのケアをしてくださる方です。会場が変わっても寸分違わず演奏しやすく機材が配置されていました。
▶︎インペグの高石さんは、私が「そろそろアレを考えないと……」と思った矢先にススス……と近寄り「茜さん、お話が…(あります)」と話を聞き出してくださり、物事を前に進める手伝いをしてくださいます。

▶︎鍵盤の上、向かって左から
・映像モニター(動きでのきっかけ確認用)
・台詞用モニター(台詞でのきっかけ確認用)
・譜面台、譜面灯
・メトロノーム
▶︎足元にバンド演奏用のモニターがあります。「茜ちゃんは芝居の気配も感じなきゃだから」と、音響の大木さんさんはイヤモニではなく転がし(と言う)でモニターをご用意くださったのでした。(イヤモニだと「気配」的なものが縮小されてしまうため)

■音響さんのこと

▶︎音楽監督も音楽監督補も歌唱指導もともかく音楽周りの人が皆ステージ上にいるため、客席の音は音響の大木さん頼り……(高石さんも聞いてくださっててご意見くださいますが)
でも頼って大丈夫なのである！
▶︎アクティングエリアでのモニター環境についても、細やかに役者さんのご意見吸い上げてくださり、ご対応くださいました。
▶︎バンドのモニターの山本さん、富田さん、共に頼れる&お人柄もよいので、気持ちよく演奏できました。バンドの返しはもとより、聞き逃してはいけない台詞が近づくと台詞モニターのレベルを上げてくださり「台詞がよくわかんなくって失敗したっ…」ということは一度も起きませんでした。

■バンドのお衣装とヘアメイクのこと

▶︎衣装の髙木阿友子さん、ROLLYさんとでバンドのお衣装についてお話されたあと、メンバー全員にROLLYさんからメールを頂きました。「これを着ろと言うのはパワハラになってしまうかもしれない。嫌な方は遠慮なく言ってください」と……。全員OKで、あのような形となりました。

▶︎ROLLYさんは全部ご自身のものかな
▶︎ポンプさん帽子はご自身のもの(確か…)
▶︎HOTORIさんのウィッグはご自身のもの。
その隣にいる私……ということでヘアメイクの宮内宏明さんからご提案いただいたウィッグは、河原さんに「普段からその髪型にしたら」と言われました。

次は各楽曲について書きます。