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「ここにある日々」

毎週月曜、エッセイだったり日記のようなときもある自由なマガジン。 日々のこと、制作のこと、私が考えてること、感じてること全て。
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2024年2月の記事一覧

人間は作品だと思ったあの日から

人間は作品だという考えを持ったとき、私は17歳だった。 考え事をするために、私はよく新宿東口の広場に行っていた。ちょうど人が待ち合わせなんかをするスポット。地元だとどうも落ち着かなくて、わざわざひと駅電車に乗って新宿に行った。このためだけに新宿に行くっていうも不思議だけれど、それだけ地元の街の中では一人になれる場所がないように感じていた。それと、新宿のあの汚さと何かしらの欲を満たすために来た人々の雰囲気がザラザラと心地良かった。地元は新宿をすごく小さくした感じで、夜になると酔

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ぶつかりおじさんという卑怯な暴力「2/12-2/18」

母が新宿駅でぶつかりおじさんの被害にあった。怪我はなかったけれど、腰にダメージを負って湿布をするくらいの状態。 通称ぶつかりおじさんって名でニュースにも取り上げられたけれど、複数のぶつかりおじさんが存在するようだ。映像もネットに転がってるし、大怪我をした方もいる。捕まったパターンもあるみたいだけれど、わざとではないと言い訳できてしまうし、すごいスピードで歩いていくしでなかなか捕まえるのが難しいようだ。小柄で大人しそうな1人で歩いている女性を狙うので、私は新宿駅ではかなり警戒し

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銭湯「2/5-2/11」

久々に地元の銭湯へ。 地元には銭湯がいくつもあって、子供の頃からよく行った。親戚や友達が泊まりにきた時なんかは自宅風呂よりも効率的だしと「子供らはまとめて風呂に行ってこい」ってこともよくあった。広い風呂に入るのが気持ちよくて、私は今でも銭湯が好きだ。引っ越す前は毎週のように行っていたし、友達と飲みに行く前にひとっ風呂っていうのも好きだった。(昔、銭湯のチケットをいただいたことがあったけれど、私にとってはビール券などの商品券と同じくらい嬉しいプレゼントだ。)

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心に何かが灯るとき「1/29-2/4」

心に何かが灯るとき、私は絵を描く。そりゃあ描きだせばとりあえず絵は完成するけれど、何も灯らないときに描いた絵はなんだか良い絵じゃない。 私の心に何かが灯り描くものが浮かんでいるときに描く絵は、見る人にとってもハッキリと違うのだと思う。 そういうときの絵は一気に描きあがる。もちろんサイズの大きい作品の細部は一気にとはいかないけれど、その灯りがあるうちに集中して描く、翌日もその翌日もその灯りは消えない。そうやって描いた自分の絵が私は好きだ。私がそこにいると、絵を見て思えるから。

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