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「ここにある日々」

毎週月曜、エッセイだったり日記のようなときもある自由なマガジン。 日々のこと、制作のこと、私が考えてること、感じてること全て。
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#女性の生き方

人間は作品だと思ったあの日から

人間は作品だという考えを持ったとき、私は17歳だった。 考え事をするために、私はよく新宿東口の広場に行っていた。ちょうど人が待ち合わせなんかをするスポット。地元だとどうも落ち着かなくて、わざわざひと駅電車に乗って新宿に行った。このためだけに新宿に行くっていうも不思議だけれど、それだけ地元の街の中では一人になれる場所がないように感じていた。それと、新宿のあの汚さと何かしらの欲を満たすために来た人々の雰囲気がザラザラと心地良かった。地元は新宿をすごく小さくした感じで、夜になると酔

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ヌードを撮らなくなった理由、ヌードを撮る理由

写真を始めた時、私はまず私自身を撮影した。セルフポートレートのヌード撮影。それ以外何も撮れる気がしなかったし、それしか目的がなかった。 私にとってヌードは傷だ。 体の美しいラインとか、綺麗なパーツに注目しないわけではないけれど、私にとって女体美は傷が美しいことを表すための演出材料。 人間の個性には心の傷が刻まれている、性格にも顔にも身体にも過去を纏っている。人間は顔を取り繕うのは上手いけれど、裸体は無防備に裸体でしかなくなる。過去は服を脱いだらごまかせないと私は思う。 私

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あなたのなかのわたしらしさ「11/7-11/13」

11/7 ちからがでない。 ちょっと疲れてる。 11/8 ちからがでない。でも、そうも言っていられないしと、窓からカーテンを外した。絵を置くスペースがないからだ。窓のちょっとした枠でも必要だ。 カーテンを外し、窓に目隠しUVカットのシートを貼り付ける。 50号キャンバスに下地を塗る。 でかいなあと感じるけど、私は大きい絵の方が好きだ。 小さい枠に描くのは、うーん、私の絵は合わないなと感じている。自由さを奪われるからね。

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見えてる世界が違うから「11/1-11/6」

11/1 悔しい。なかなか思うように描けない。

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みんなはどうやって描いてるの「10/24-10/30」

10/24 みんなはどうやって描いてるんだろう 私は絵が浮かんでくる みんなはどうやって、どんな理由で、どんな仕組みで描いてるんだろう。

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やっぱオカシイよね「9/5-9/11」

9/5 個展で販売する本やらグッズやらを整理。発送支度だ。これは毎回なかなか大変。ぎちぎちに在庫が詰まった作業台の下から本を出し数を数え袋詰めして梱包する。 これをしている時間があるならば私は絵を書いたり、写真をとったり、文章を書きたい。 こういう作業はなかなかつまらないし、無駄な時間だ。 絵を自由に、もっと自由に描くことにした。 とやかく言われ過ぎて思考が硬くなっている感じがする。アホらしい、私が私を見失うなんて。

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青は私に優しい「4/5-4/11」

私にとっての絵は私で、写真は手段。 どちらも記憶や思考をなぞってくれるもの。 近頃は青がいい。 青は私に優しい。

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自己肯定感のひていばかり

ひていばかり、それじゃ一緒にいてしんどい。 子供の頃から、母は私をひていばかりする。 分かっている。彼女は心配なのだ。私を自分自身と重ねて分身のように見てるから。 私は個人で、彼女の分身じゃない。のだけど。

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