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好物、鉱物。

鉱物に取り憑かれたのはいつだろうか。
多分、小学生くらい、ふとしたきっかけでアメジストを手に入れたことから始まる。
お守りにしようと小学校に持っていった際、没収されて大泣きして、結局手元に戻ってきた。けど数年後、どこにいったかわからなくなってしまった。

そのあとから水晶や翡翠を子供ながらに少ない金額で買って、集め、失くしてまた集め...を繰り返していたバイトを始めた当時も、「これで欲しかった鉱石が買えるんだ」という嬉しい気持ちでいっぱいだった。

初めて自分のお金で買ったのは天青石(セレスタイト)だった。ネットショップ出ていたのを見て、ビビッときた。そして即購入したのだ、

初めて雑誌で見てから、その青に吸い寄せられた。青色に澄み切っていて、でも脆く、壊れやすい。そんなところに虜になった。天青石は特徴として脆い。
鉱物の硬さを表すモース硬度によれば、天青石は3~3.5だという。これは、硬貨でキズがつけられるくらいの硬さで、同じくらいの硬さで挙げられるのは銅や大理石だ。

ちなみに少し経って2つ新たに購入した。どれも一緒に飾っておいている。

天青石を買った後はラブラドライトと、ハーキマーダイアモンド(ハーキマー水晶)をオークションで競り落とした。
後者の方は大接戦し、結局即決価格まで持っていった。しかしその分の美しさがあったのだった。
光を通すと輝きが増す。もちろん通さなくても普段から美しい。ハーキマーの女王と言っても過言ではなかった。

そして最近とある蛍石を競り落とし、手に入れた。

カメラで撮ると深い青色になるのだが、肉眼で見ると濃い水色に近い色をしている。そしてこのゾーニング。これが決め手になった。
手にとってみて、観察するだけでもとても楽しい。光を当てて、透かすと小さな海があるようにも見える。

鉱物というのは本当に不思議で、偶然が積み重なって生まれたのもあるし、人によって惹かれる鉱物も違う。
多分予想だけど、私はこれからもきっと鉱物に惹かれ続けるし、それを集めているだろう。
けど、集める分にはほどほどにしておこうと思う。自己破産しない程度に嗜んでいきたい。

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