空虚な恋の日々、情熱は照らす

恋は相対的なものでしょう

恋は
仕事終わりに
焼き鳥屋の前を通った瞬間の
あの匂いのようなものでしょう

愛は
自らの胸の内に
自らの理性によって
創造するものであり育むものだ
決して 愛を受け取ったゆえに
愛を返すなどというものでは
ないはずである

前もっていうべきことは
私は表層的なことを言うのではない
ということである

恋愛とは愛の門を容易に進むための潤滑油のようなものなのだ

人生に対する主体性や積極性のなさ
他人を想う心の欠乏
慮ることを忘れた人間
至極自己中心的な日常
御礼や謝罪の習慣の脱落
電子的な言葉と
自己中心的な間への依存
皮肉と冷笑の悪癖

私は女として愛す以前に
人間として愛す
いや 人間として愛し続ける
人間性である
重要なのは人間愛である
それに対する情熱である
静かなものでいいのだ
とても静かなものでいいのだ
内なるものでいいのだ
いざという時のものでいいのだ

見栄や虚飾と
幼心の中の醜い部分を
時々垣間見る

詩がなければ
爆発していたものである
導火線に点いた火は
詩の妙な力によって
キュル キュルと巻き戻され
爆弾は茶色く錆び
導火線は湿気って
その先には黄色や赤の
優しく柔らかな花が咲く

愛したい!
私は人を愛したいのだ!
打てども 打てども
鳴らぬ鐘!

愛させてくれ!
心から尊敬できる人を!
心から慕える人を!

常に空虚が付き纏う
寂しさ 悔しさ
悲しみ 無気力

いつかは現れるのだろうか
待つことはとても嫌いな性である
動けど 動けど 不満足

芸術に惚れるか!
なんとも非現実的な
二次元的な恋であろうか!

自らが変われば 変わるのだろうが
それは決して妥協であってはならない
可能性のある限り より善いものを
求めることはとても大切である

人間愛の有無を問う
その人間として不可欠なものを
持たない者と私は おそらく
共生できるものではない
否、共生はせねばならない
しかし それはあくまで
自分を含む環境全体として
生命の関わり合いを見た場合である
よって 家族になるなどという事とは
まるで話は違うのである
そういった者とは家族にはなれない

どうすればいいのだ
果たしてそのような女性は現れるのか
私が心から尊敬できるような
心から慕えるような女性は
果たしてこの世に 存在しているのであろうか

いるならば出会わせてくれ!
愛のない人生ほど空虚なものはない!
生きている理由すら薄くなるのだ

なんと自己中心的な人間たちよ!

思い合い 支え合い 助け合い
それは自然と
主体性 自立 独立 自尊と
流れを同じにする

愛よ!壮大な愛よ!
私は 愛に始まり 愛に終わる!
愛よ 私に 愛を

これは愛を求めているのではない
愛することを求めているのだ
人々は 愛することを求めているのだ
愛することのできる
尊敬に値する人を求めているのだ

それは師匠と呼んでもよい
また 異性であれば
素晴らしい結婚が保証されよう

愛よ 私に 愛を!


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