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フルブラが終わった先の俺たちと名古屋お笑い

お疲れ様です。
ワカドリの上野おつりです。
あぁ、悲しい。
それしか思い浮かばんね。

ワカドリの活動の軸となっていたものは間違いなくフルブラストだった。
初舞台はフルブラストだし、M-1に通った理由の大きな部分にフルブラストがあった。
そのライブが遂に終わった。
ライブ後の帰り道の気分はいつもと違って、虚無感とか焦りとか懺悔とかが渦巻いてた。
ライブはもちろんエンタメであるので、集客できないライブはマジで意味がない。

おもろいけど誰も見てくれてないんだったらそれは無に等しいし、スベッてもそこにお客さんがいれば意味があるんだと思う。
俺たちにできたことはお客さんに来てもらえるような魅力的なライブにすることだったんだ。
その役割が果たせず、ただただホリさんに迷惑をかけ続けてきた。
多分今後もそんなふうになってしまうのかもしれない。

名古屋のお笑いライブの中でも看板的なものとしてフルブラストが挙げられたんじゃないかと個人的には思う。
好きなライブだったし、もう月曜に栄に行くことがなくなると思うと悲しすぎる。
最近の盛り上がりのなさには焦りが募ってて、告知もしてたけどリピーターを増やすことができずじまいだった。
ライブの集客は
①リピーターを作る
②新たなお客さんを呼び込む
の2パターンなんだけど、①はライブとしての魅力とか中身が伴っていれば、問題がないと思う。
②は告知を頑張るとかそういうことなんだけど、リピーターを作ることのほうが遥かに難しいと思った。
REPの集客で手売りとかしてたけど一つのライブに来てくださいと頼んで、来てくれることは難しいのは難しいんだけど、リピーター作るよりはマシな気がすると感じてた。
何回も劇場に足を運んでくれるには、金を払う対価を感じさせることでしかないと思う。
それができてなかったということ。
これが最もマズイ。

何回もリピーター作るにはおもろいと思わせなきゃいけないし、満足感を持って帰っていただくということが大事。
単純にフルブラストに足を運んでもらえなかったのは一度見にきてくれた人が「まぁ何回も行くほどのライブじゃねぇわな」と思わせてしまったことが第一なんだと思う。
ライブの質は明らかに下がってた。
それは出演者が少なくてネタの割合が減ってきたとかその辺のこともあるし、ネタが単純におもんないと思われたんだと思う。

それは出演者である僕の責任だと思ってる。絶対に主催の人のせいじゃない。
俺らが毎週新ネタがおもろければ来てたんだと思う。
マジで申し訳ないです。

ここまで、ダラダラと書いてきたけどワカドリとしての今後についても言及したい。
今日の最終回を終えた後に相方と今後、どうするか話し合った。
フルブラが貴重な機会であったので、新ネタをかける場所に困った。結局、単独とかラビット寄席でかけるという結論にはなったけど。
でも、それでもネタ量産してどんどんかけていくには単純に舞台数が足りないと感じてる。

俺らはフルブラストで新ネタをかけて、それ以外のライブでそのフルブラストで下ろしたネタを改良した状態で出すという流れをしてた。それが1番効率的だと思ったし、俺らに合ってた。
今後はそのやり方ができない中でM-1三回戦行くとなるとまた今までとは違うアプローチでネタを磨いていかないといけない。
今まで以上に一つ一つのライブに魂込めてやっていかないと。 
更に主催ライブを打つことも考えなきゃだし、今まで出なかったライブに出てということもしないといけない。
でも、別に悲観することばかりでもない。

フルブラに出てた分の舞台数を大阪とかなごよしのいつもとは違う客層の前でネタをする機会に当てればそれはこれまでよりも価値があると思う。
ずっと同じお客様の前で同じネタをしてても飽きられるだろうし、こっちとしても新鮮なリアクションを受けないので参考にしづらい部分があった。
毎回毎回足を運んでくれるお客様にはできるだけ新鮮な状態でネタを見てもらいたいので、極力そのお客様の前でやったネタをしないように心がけてる。(賞レースとか、賞レース前とかは話変わるけど)
だから、初見の方に見てもらえる機会を増やすチャンスと時間が与えられたと思って今後精進したい。

最後に、フルブラストというライブを支えてくださったお客様、そして金色鮫さん、そして主催のレンガホリオさん本当にありがとうございました。
皆様がいなければ、今の我々はいません。恩返しができるように努力しますので今後とも宜しくお願いします。

ワカドリ 上野おつり

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