Kindle出版で目次に表示させる階層の数をカスタマイズしたいと思ったことはないですか？

私は、目次には2階層までしか表示させたくないけど、本文中は見出しを4階層まで作りたい、というケースがありました。

でも、なぜ、本文中は見出しを4階層まで作る必要があるのか、疑問に思ったかもしれませんね。

なぜかというと、4階層目まで見出しの装飾を設定しているので、本文中は4階層目まで見出しをつけたいんですよね。でも、目次は、4階層目まで表示させると細かくなるので、2階層目までにしたかったんです。

こういう場合、どうしたらよいのでしょうか。

私は、Amazonで出版申請するときのePubファイルを「でんでんコンバーター」で作っていますので、でんでんコンバーターでの説明になります。

まず、端的にいうと、でんでんコンバーターでePubファイルを作るとき、原稿と一緒に目次の階層を指定した「設定ファイル」をアップロードする必要があります。

設定ファイルは、「Config 設定ファイル」 のページからダウンロードできます。ファイル名は「ddconv.yml」です。
設定方法は、同ページを見ればわかりますが、目次の階層の表示を2階層までにしたい場合は、設定ファイルの「options:」の下に以下のとおり記述してください。

他にも「options：」の下にはいろいろ書いてありますが、特にこだわりがなければ、初期値のままでもよいでしょう。

これで、4階層目まで見出し設定はされているけど、目次には2階層目までしか表示されないことになります。

ちなみに、Kindleアプリの目次機能には、4階層目まで表示されます。