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2023年夏が本格化する手前まで

梅雨

嫌いである。

何が嫌いかというと、
まず蒸し暑くて天気がどんよりしている。

天気ってやつは、晴れていた方が良い。
その方が圧倒的に気持ち良い。
毎年このシーズンになると自分がロンドンなどに住んでいなくて心底良かったと思う。

自分に限らず、人間ってやつは我儘な生き物なので、暑くもなく寒くもなく晴れている日を求める。
その点において、心地良い気候のひとときは本当に短い。
年々穏やかな日の日数も少なくなってきている。
今年もそんな季節は当に過ぎてしまった。


ジェントリフィケーション

2022年の秋から英会話のレッスンを始めた。
もともとは仕事で使う予定であったが、
担当変更になり、あまり活用の機会は得られなかったものの、いまでもゆるゆると続けており…

毎週月曜日の早朝は国/カルチャーのバックボーンが異なる大人とただひたすらに仕事や趣味について英語で語り合う時間になっている。
しかし、なかなかどうしてこの時間が非常に面白い。

彼はオーストラリア人。
干支も一回り以上余裕で違う大の大人であるが、視点や見方が興味深い。
(ある回では外国人から見た日本のイメージは?という話になり、彼は最初にスノーモンキーの話題を出した。オーストラリア人の彼から見ると、日本の食といえば寿司よりもラーメンらしい。)

彼との話の中でしばしばアートの話、街とアート、文化の関係性に関する考察の話になり、決まって、街の歴史性の話に帰着する。
今の自分の本業はある意味歴史の浅い(当然地歴は長いが)ニュータウンの文化史を作っていくこと…
そんな密命を秘めて今日も労働に勤しむのみである。

彼との話の中で街の話題になると必ず日本を代表する都市の話になり、都市論を語れば渋谷のクラブカルチャーの話についついなってしまう。

ジェントリフィケーション化された再開発を経て、いまやVisionもContactも街には残っていないが、7月下旬のSalute来日は心底楽しみである。

インナーギャルメンタリティ

リトルホンダという言葉がある。
日本を代表するサッカー選手、本田圭佑選手が己の判断を仰ぐ際に対話する心の中のもう1人の自分。
謂わば闇遊戯である。

常々自分は人間が下手くそということを思い知らされ続けている人生であるが、大概の事は心にギャルを飼っていることによって解決する。
心のギャルに問いかけてゆけ…

リテラシー

サラリーマンとしての名刺を破ることを始めたのはいつからだろうか。
思い返すと、自分のような変わり者の好きなことを好きと言って良いと伝えてくれたのは自分の最初の上司が伸び伸びと育ててくれたおかげだと思っている。

そんな上司も今ではNYへ駐在しており、いつのまにか自分もなかなかの年次になってしまった。
思い返せば本当にありがたい思い出しかなく、ずっと大好きである。

最近、色んな方とお会いする中で、自分のサラリーマンとしての身分を明かす必要があるシチュエーションになった際に「あなた何故サラリーマンやっているんですか?」と問われることが多く、ちゃんと自分のブランディングが出来ていることに気付かされ、意図せずに振り返りの機会になっている。
定期的に好きな曲を大音量でかけ、浸ることが出来る環境があることが、ちゃんと自分を自分たらしめているような気がする。

しょうがない。
だって、わからないけれど音楽が好きなのだから。

世の中、2010年代辺りからいわゆるJTCもアート領域に踏み込んでくるようになってきている気がする。
成否を分けるものはきっと、アートに対してのリテラシーや相互理解であり、
常々アイディアを生み出すものとしてのリテラシーをしっかりと保ち続けなければならない。

ザ・デキゴトズ

日本橋の地下でバイオリニストと共演
日本橋のグッドな場所でDJ
また絵を買ってしまった。懲りない。
夜の微睡。
ホテルラウンジでのDJは穏やかに。

聴いてた曲たち

おしまい。

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