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文字が出てくると混乱します?📘定数と変数を区別しよう!

文字が出てくると混乱します?

数字で考えると分かるのに,文字が出てきた瞬間,モジモジしてしまう…ワラッテ〜( ̄▽ ̄〜)チョウダイ…。
気を取り直して進みましょう!

中学校の範囲で説明します!

⭐️文字が出てきたら!

①文字が登場しなければ,中学校以上の数学はなくなってしまいます。喜んでいるあなた〜…エイエンニ(¬_¬)ナクナラナイ…。

②文字に当てはまる数字を見つけることが,皆さんの仕事。あきらめて探しましょう。

③答えの出ない問題はありません。問題文に道しるべがあります。すべてのヒントを拾いましょう。

④応用問題なんてありません。問題文にある情報を使って一回の作業だけで答えを出せないのが,一般に応用問題と言われていますが(私は「基本の繰り返し問題」と呼んでいます)。実はすべて基本的な公式・ルールで解けるのですよ。

ヒラメキは必要ありません。分からなければやり方を聞くだけ。その積み重ねが力になります。周りの人で,人に聞かなくてもできる人がいても,自分は自分。やることをやるだけです。できないことより,できないことを理由にやらないことの方がかっこ悪い。

心の準備ができましたか?

⭐️「変数」と「定数」の区別!

同じアルファベットの文字でも,役割が違う場合があります。一次関数を例に挙げながら説明します。

例えば,y=2x+1
問題でx=tと置いて
y=2t+1とする

この置き換えに,疑問を持った人はいませんか?「どっちも答えは一緒やん!」と…。そうです。答えは一緒です。それでもやれと言っているのは意味があるはずですよね。でなければ世の中の数学者たちは,皆さんより数学ができないことになってしまいます。

一次関数における"x"と"y"は「変数」,つまり直線のすべてを表している。傾き"a"と切片"b"は「定数」,一つの値しか存在しないけど,問題を作るために文字で隠している。

さっきの例で,文字をわざわざ"t"にしたのは,問題で指定された一点の座標は,あくまで1つの値しか存在しない定数だからです。決して直線すべてに当てはまるものではない,だから面倒でも変えなければいけないのです。

以上のことを整理して次に進みます。

"xy"の組み合わせは直線上に無数にあります。情報だらけですね。一方,指定された条件の"ab"はそれぞれ一つ。"xy"の組み合わせから2点の座標の情報を抜き出すことができれば,答えは出せますよね。

1つの方程式に文字が1種類の場合,式は1つ,2種類の場合,式は2つ必要です。これが,2点の座標の情報が必要な理由です。

この定数"ab"が分かってしまうと,x座標が分かればy座標が,y座標が分かればx座標がすべて分かるのですよ~。すごいですね~。

関数についての記事は,今後もまだまだ続きますよ~!!お楽しみに??



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