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Day10. 「灯台の光」 Brightonでオープンマイク


音楽をしよう

Brightonに延泊し、結局特に代わりのライブとしては有効な手がかりはないまま朝を迎えた。
また朝から何個かオープンマイクの会場を当たりはじめてみた。

最重要項目は「音楽をすること」と決めた。いつものAINAKANNAの形は無理でも、方法を考えれば何かしら出来るはずだ。

日本人だもの!考えるのに米が必要!!
ポキ丼美味しかったな。元気出た

パブリックピアノを探す

UKのお友達の情報によると、日本で言う「ストリートピアノ」がBrightonにもいくつかあるらしい。日本みたいに歌っちゃダメとかはないらしいので、パブリックピアノで歌ってみようと思い立ち、街中を練り歩いてパブリックピアノを探す旅に出た。

だがしかし・・・

一番有名らしいのは駅にあるピアノだったのだが・・・
何らかのキャンペーン(テレビ番組?)を駅でしていて、ピアノには鍵がかかっていた・・・なんて不運。

気を取り直し、パブリックピアノマップ(というサイトがあったw)に記されている場所を探し求めて1時間近く練り歩いたが、コロナ禍で消失してしまったのだろうか。どこにもピアノはなかった。困った。

雨は降ってるし、風は依然として強いし、とにかく寒かった。この旅一番寒かった。
一度ホテルに戻り、作戦を練り直すことにした。

どうしたらいい?ブライトンアイ・・・(観覧車的なもの)

オープンマイクに行ってみよう

こっちのリハーサルスタジオを借りて、配信ライブをしてみる?とかも考えて電話をかけてみたりしたんだけど、眠そうな男性が電話に出て「今日はいっぱいだよ」って言ってたw 絶対寝てたくせに!

その他、いくつかメッセージを送っていた今日Brightonで行われるオープンマイクのうちひとつから親切な返事をもらった。ハウスギターなら貸せるしウェルカムだよ!とのこと。
ピアノも実はちょっと歩いたスタジオから安く借りられるとのことだったが、この雨風の中のレンタルは大変そうだし、もうここまできたら全然違うスペシャルAINAKANNAにしようぜって気持ちでギターを借りることにした。
いつものAINAKANNAはできないし、持ち時間は10分ほど。それで満足できるのか、って迷いももちろんあったのだが、音楽ができるのであればそれが一番だと思った。

だがとにかく不安なのは、私のアコースティックギターのブランクだったw

もう半年くらい弾いてないし!エレキならまだしも💦
我々はBrightonのでかい楽器屋にオープンマイクの前に向かった。

試奏させてもらいながらギターの練習ををするww
見た目で選んだギターは人生最強に弾きにくいギターだった😭半分ガットなの気づかなかったw

カンナてぃんがいい感じの打楽器屋も見つけて、シェイカーを調達。
お、これでAINAKANNA二人で参加できるね!

オープンマイクの時間までショッピングモールで暖をとったが、
19:00前に全部閉まっちゃった。
これはそこで見つけたコスメ自販機。これ。。。要る??w

Southern Belle

入口もアットホームで素敵

宿から海岸線沿いを20分弱ほど歩いたところに今日のオープンマイクの会場はあった。
Southern Belleという一階はパブで、上階はかなりおしゃれなホテルになっているらしい。

中はすでに人がいっぱいいて、普通にご飯を食べにきている家族連れや、友達同士で飲みにきてる人たちで賑わっていた。

犬連れの家族のフレンチブルが
人に撫でられると動かなくなってて
めちゃくちゃかわいかった
素敵な雰囲気。あったかい
外から見ても美しいね。

主催のBeluga Promotionsさんも暖かく迎えてくれて、私たちの出演順は4番目(あれ?5番目だったっけ?)に決まった。
オープンマイクは日本でも出演したことがない。どんな人でもプラッと来て、気軽に2〜3曲歌って、飲んで帰るみたいなイベントだと思ってた。
だが、ここのオープンマイク、なかなかに強者揃いで。
みんなもっと聴きたいよ!ってくらい素晴らしい演奏をしていた。え?これ本当にオープンマイクなの?w そして私たち受け入れてもらえるかな?

一抹の不安と緊張を握り締めながら、私たちの出番になった!この旅一番緊張したかもなw

灯台の光

当時のライブはInstagramでライブをした。
日本時間では早朝になっちゃっただろうから、リアルタイムで見れた人は少ないと思うけど。見てくれた皆様ありがとう!

じょにぃ氏がゲットしていたJeroピックを借りた。

結果として本当に来てよかったと思った。
私のギターは力んじゃってどうしようもなかったけど、あんまり関係なかったねw 力の限り歌った。

そしたら、音楽が伝わっていく瞬間が手に取るようにわかったんだ。
歓声とか、人々がノってくれる、とかだけじゃなくて、歌い始めた瞬間に見てくれてるみんなの表情がふわーって変わった。受け取ってくれたんだ!と思ってとってもうれしかった。

2曲だけの演奏だったけど、かけがえのない経験となった。

11/2 at Southern Belle in Brighton /  AINAKANNA Special Acostic Ver.
1. Plain(English ver.)
2. Rebirth of Rockstar


ロックスターでは会場は大盛り上がり、歌詞でも歌ってる通り、「言葉を越えた」夜にすることが今日も出来た。予定とは違ったけど、素晴らしいツアーファイナルとなった。

この10分があるとないとではこの旅のイメージが全然違っただろう。思い切って来てよかった!!!!!!諦めないでよかった!!!!!!!!!!

終わってそっこーCheers!!
まさにSouthern Belleでの体験は私たちにとって灯台の光だった。
これは灯台じゃないけどね

祝杯だ

帰る頃にはすっかり雨もあがり、だいぶ風も弱まっていた。テイクアウトのピザを買って、宿でみんなで乾杯した。
本当に大変だったよね。でもとってもいい夜だったね。何があっても大丈夫力がかなりあがったよねw

おつかれさまでした!!!!

音楽をすることを諦めないでよかった。
そして私はまた音楽をすることが好きになってしまった。あんなにダイレクトに伝わる言語は無いよ。それをむちゃくちゃに体感してしまった。

なんとかかんとか、良き最後を締めくくることができて、明日我々は日本へ帰ります!

次の海外ツアーの費用にさせていただきますので是非サポートお願いいたします🙇‍♀️