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#3「"努力は嘘をつく"~じゃあどうすればいいの?~(吉本の解釈)」


このnoteは、
stand.fmの放送を薄っぺらく書き起こしたものです。
ラジオもお聴きいただけます。↓




初めまして、吉本遼です。
大阪体育大学浪商中学校ハンドボール部でコーチをしたり大学の職員として働いたりしております。




#昨日の放送はどうだったでしょうか


「”よく考えてプレーしろ”っていう言葉はドイツの指導現場ではあまり聞かない」っていうテーマでお話しさせていただきました。


昨日の放送が終わってから、自分の中でもう一度このテーマについて考えて一つ思ったことがあります。


「やり方」ではなくて、「考え方」を教えるべきだなと思いました。


「やり方」っていうのは、例えば、ボールの投げ方シュートの打ち方フェイントのかけ方みたいな。(それ自体のやり方)

「やり方」は今の指導現場では、とても多く教えられてると思います。


一方、「考え方」っていうのは、どの位置・誰が・どのタイミングで・どういったプレーを使わなきゃいけないっていうこと。(「やり方」の「使い方」とも言えるのかも)

語彙力が乏しく申し訳ないです…


「考え方」は、「やり方」に比べて、まだまだ教えられてないのかなって思います。(配分のバランスが「やり方」に傾きすぎている)


もちろん、初心者の選手はそういった「やり方」から指導しないといけないと思いますが。徐々に、「考え方」の指導を増やしていかないといけないと思いました。




#本日のテーマ


「"努力は嘘をつく"~じゃあどうすればいいの?~(吉本の解釈)」
っていうテーマでお話しさせていただきたいと思います。


努力に関する言葉っていっぱいあるじゃないですか。

「努力は人を裏切らない」とか「努力は必ず報われる」っていう言葉


私自身、「努力」っていう言葉がすごい好きで、そういった言葉を調べるんですね。

いろんなスポーツ選手だったり著名人の方が努力に関する言葉を言っていますよね。


例えば、

野球のダルビッシュ選手

「努力は嘘をつかないって言葉があるけど、頭使って練習しないと普通に嘘つくよ」


フィギュアスケートの羽生選手

「努力は嘘をつく。でも無駄にはならない。努力の正解を見つけることが大切。」


このお二人の仰っている言葉が、まさにその通りだなっていうふうに思っていて、ダルビッシュ選手の「頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」っていうのが真理をついてるなーって…


私自身そうだったんですけど、とりあえずがむしゃらに練習をやれば…単純に練習時間を伸ばせば…上手くなる、上達するっていうふうに思って、そういうような練習をしていた時期があったんですね。


でも、実際にそういう練習をして、選手たちが求めている結果に近づいたのかって言ったら全くそんなことなくて…


いくらがむしゃらに練習をしても、選手も指導者も頭を使わなかったら、自分たちの求めているものに近づく気配すらしないって感じました。




#先人たちをどのように使うか


先輩であったり、先生であったり、その専門で研究してる人であったり…

そういう人たちが残してくれているものを使わずに、まさに頭を使わずに、ただただ自分流でやるぞっていうのは、なかなか効率が悪い。


例えて言うなら、料理。

私は一人暮らしで自炊をするんですね。

絶対美味しくなるレシピがちょっと調べればわかるのに、

「俺は俺のやり方で料理する」

みたいな


そんなの、絶対美味しい料理できないんですよね。

絶対調べたほうがいい。


ハンドボールも同じ。

スポーツ栄養学であったり、バイオメカニクスであったり、機能解剖学であったり、スポーツ生理学であったり、トレーニング方法であったり、リカバリー方法であったり…

いろんな知識が世の中にはあるのにそういうのを頭を使わずに、調べずに、ただただ練習していても、練習量に見合った結果は出ない。

「嘘つかれるよ」っていうのは、まさにその通りだと思います。




#努力の型さえ作っていれば大丈夫


羽生選手の

「努力は嘘をつく。でも無駄にはならない。」


「でも無駄にはならない。」

っていうのは、

「努力の型みたいなものがあって、それは何歳になっても役に立つ」

ってことだと思います。


結果とかパフォーマンスっていうのは、

努力レベル×相性レベル

導かれると思っています。


例えば、

ハンドボールに対する

努力が5段階のうち、「2」

相性が5段階のうち、「5」

の人のハンドボールのパフォーマンスは「10」

要するに、「全然頑張ってない」けど「センスがあって向いている」から
「10」のパフォーマンスを出せる人


同じハンドボールのパフォーマンスは「10」でも

努力が5段階のうち、「5」

相性が5段階のうち、「2」

の人がいる。

要するに、「センスはない」けど「めちゃくちゃ頑張っている」から
「10」のパフォーマンスを出せる人



人間誰でも必ず得意不得意があるから、相性は変えようがない。

大事なのは、努力できるかどうか


ハンドボールでも勉強でも、何でもいいから、

努力レベル「5」の型さえ作ってしまえば


これからの長い人生で、相性レベル「5」のモノ・コトに出会うことはいっぱいある。だって、人間誰でも必ず得意不得意があるから。





#まとめ


先人たちが残したものを多く活用できるのは、若人の特権。

頭を使って、いっぱいマネして、利用した人が結果を残す。

たとえ、センスや相性、向き不向きのせいで結果が出なくても、気にしないでください。

目一杯やった人には、努力の型が身に付いているから、

ハンドボール以上に楽しめることにこれからいっぱい出会いますよ。


最後までありがとうございます。

引き続きよろしくお願いいたします。



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