会社はファミリーであることへの交錯

1998.4に入社した前職に入社することなった時、本体の定年退職を経て本社勤務となった実父の娘であったことを知った総務の社員に

この会社は家族ぐるみでやっているから、もう前の会社で受けた苦痛なことを忘れて、我々の仲間になって欲しい

という旨の言葉を掛けられた。

民間企業出身の私は、本体出身の社員が若い社員を子供のように優しく接しているように見えたことから、家族ぐるみのような馴れ合いをしていることに不信感を抱き、

こんな会社があっていいのか?

という疑問視をした。

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実父の子扱いに対する違和感

前述の通り、私達親娘は会社が創立してから親子入社第一号ということで騒がれており、幼い頃から家族と同じ職種を志望しなかったにも関わらず、自らの意思を無視された形で #縁故入社 した。

実父にに縁故入社したことで実力がないと罵られたこと等による #モラハラ を受けていた為に、既に入社した社員に実父の話を振られる度に、

家族の名前を挙げた会話をしないで欲しい

と懇願した。

会社全体の歓迎会の主賓にお呼ばれされ、全社員の前で親子入社第一号であることを騒がれることを危惧して不参加した。

コネによって立場等が優遇されるメリットはあるものの、

パパがいなければ何もできないでしょ

という侮辱を受けたことから、家族との距離を置くようになった。

私が言いたかったのは、

一人前である人間ことは勿論、実父とは別の人間であることを理解して欲しかった。

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疎外されている部署の方針

僻地に配属となったばかりで何もわからなかった私に、

当時の総務と同じやり方で良く、役職が付いた本体出身の社員に対して「さん」だけで呼んでもいいよ

と言われたことや、

女性は私ひとりであることから、四畳半の個室を用意してくれたことによる女性に優しい会社

であることを知り、女性同士のいざこざがあった前職での苦痛から解放されたことによる甘えが出た。

それを見かねた当時の元管理職と元上司に総務がある本社のやり方とは別のやり方でするよう叱責された。

当時の元同僚らが現役時代にろくなことができなかったという愚痴や倉庫業という #底辺 の環境に置かれていることに対する不平不満から総務に捨てられているという侮辱から、

同じ会社なのに分社化されている現実を知った。

それによる引き離しによって、

この会社は異常であるということを思い知らされたのと同時に、本当の仲間といえる人がいなくなった。

倉庫から完全に卒業して、別の部署に異動した時に、底辺部署出身であることや数少ない #契約社員 であることを理由から見下されて距離を置かれたことから、

いくら歩み寄っても他の社員同様、家族のように接して貰えない

悲しみがあった。

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都議会に提議されて問題化

入社前から誕生日を迎える社員に誕生祝いをしたり、食事手当の補助や本体の金銭を使った社員旅行や酒宴を行なっていたことが当時の #民主党#都議会 議員に提議されたことで、

家族的な会社の終焉を迎えた。

前述の思いと総務のやり方に反発をしていた入社当時に配属されていた部署の元社員の思惑通りで、

#コンプライアンス 問題に抵触された。

又、就職活動の斡旋をしてくれた方が #競争入札 妨害で逮捕された汚職事件が発覚したことから、

仕事が慣れていない状態のままで行う定期的な人事異動を敢行することや、 #天下り#縁故入社 の不採用を行うことで「馴れ合い」防止策を行った。

それによる影響で何も罪のない私は、実父の引退やお世話になった元管理職の失脚、及び前述の方の逮捕があったことによって長い間契約社員として勤務した会社を #雇い止め される事態となった。

#都知事選挙 で民主党員でなく #保守 系の #自民党 派の #石原慎太郎 氏に投票しなければ働くことが出来なくなるという現役時代に労働組合にいた実父の言葉通り、

#菅直人 政権でめちゃくちゃにされたことが実現したということになってしまったことになる。

反面、額面通りに忠実な方針をしていた入社当時の元上司らの方針は正当だったといえ、

誰にも相手にされない寂しさによって、厳格な視点で思い通りにさせたようなものであった。

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家族ぐるみのような会社に裏切られた形で追われた私としては、

実の娘と同様に接してくれたことで家族とは別の第二の関係として受け入れてくれたことに感謝しており、実父や周囲にいてくれた人の存在は大きかったことを実感している。

失業によって失われた仲間は

家族同然で一緒にいた仲間は赤の他人に戻ってしまい、幻のようになってしまった。

在職中にプライベートな面で人を大切にすることを学んだこと私としては

実際の家族関係といえば離婚を切り出されたようなもので、捨てられたような感じだった。

現在の前職は今でいう普通の会社になっており、

ふれあいが目的でなく、実績で勝負することが求められるようになった為に他人どころではないということを思い知らされた。





只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。