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人は思いのほか言葉に縛られている話

世界各国で虹の色の数が違うのを皆さんは御存知だろうか?

一番多いのはアフリカのアル族の8色。一番少ないのはパイガ族の2色。ドイツでは5色でアメリカでは6色。
自分はこの話を聞いたとき、各人種ごとの色覚の差かとも思ったがどうではないらしい。

色を表す単語が少ない

というのが本当のところらしいです。もちろん光(色)はスペクトラムであり、アナログ値であり、人間がどう思おうがそこに存在してます。
でも言葉が生まれないとこの世には存在しない。少なくともその人の頭の中では。というのが人間の認知としての正解みたいです。

人は言葉になっていないものを認知できない=この世に存在しない

例えば強引にでも、新しい色の名前を作り上げ、それを普及させたら100年後の日本の虹は8色になっていると思うのです。
このように人間は「モノがあるから言葉をつける」のではなく、「言葉があって初めてモノの存在を認識できる」というのは自分にとっては目から鱗滝左近次で、そう思うと今までのいくつかの自分の疑問も納得できます

なぜデザートになりスィーツになったか。なぜスポース選手はアスリートに、なぜ援助交際はパパ活となったか

それらは同じものなのになぜか名前をつけかえると新しいものに大衆は感じているようで、すごく不思議な生き物を見る目でいつもみてました。
なるほど。「言葉が生まれて認識するなら、新しい名前をつければ新しいものとして認識しているのか、この糞の詰まった肉袋共は!」と気がついたのです。言葉によって認知が生まれるなら言葉に引きづられているのかと。

そうなるとまったく存在しない影の形もないものでも、名前をつけることで存在が生まれ、さらに架空の事実になるまで共同幻想を築きあげられたら、もう人はその認知から逃れられないのだろうなと思う。

例えば神、例えば人権、例えば血液型占い、例えば・・・・と例をあげていったらきりがないほど、人は目に見えないものに名前をつけて、存在しないものを認知し、特にはその認知に縛られてがんじがらめになっているんじゃないかなって。そうふと思いました

新しい言葉を使ってくる人は注意しよう

最後にまとめっぽい事を書くと、悪い人が新しい言葉でありもしないものを作り上げ、それで人を縛り付けてコントロールするってのもおうおうにあります。下手したら無意識でそれをやるし、自分自身すら縛り上げていることもあります。

なので新しい言葉を使ってくる意識が高い詐欺師に出くわしたら、「それその新しい言葉を使わずに説明できるか?」「それ本質的になんなんだろう?」というのを常に考えておく必要もあります。
これは自分にたいしてもそうで、自分で自分を騙して人もいるので、1年前に使っていないような単語を使っていたら、自分はその単語に酔っているんじゃないかって自問自答してみるのもいいかもしれません(とりあえず、アグリーとか言っている人は全員目を覚ませ)

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