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人は話のネタのためには金と時間を惜しまない

相変わらず、移動せずに物事が解決できないか、現場で人と会うとはいったいなにか? について考えております。

その中でふと思ったのが自分の中で人生で一番高いご飯が吉兆の3万円のコースだったということ。なんで食べたかというとMIXIのネタのためでした。

今思い返しても、ご飯としての味として自分が支払ったのは5千円分くらいだったのではと思ってます。残り2.5万円はネタ代。こうやって今も話のネタにするために支払ったんだと思っています。

このように、生活必需品がわりかし安価に揃えられる時代において、人々がお金をつぎ込むのは非生活必需品(もしくは最低価格以上にお金をかける生活必需品)とはほぼ誰かと話をするための、ネタ代ではないかと思ったのです。

そういう視点で見ると、「ソシャゲのガチャに何万もついやす」「高いご飯を食べにいく」「海外旅行にいく」「新しいゴルフクラブを買う」のもすべて誰かにそれを話したいから買うのではないかと。買ったから話したいのではなく、話したいから買うのではないかと思ったのです。

ドリルが欲しいのではない、拷問対象が自発的に秘密を話して欲しいんだ。という有名な格言がありますが、生活非必需品を作っている我々のような人たちは、

我々が売っているのはゲームではない、人が話しやすい話題だ

という意識でプロダクトを設計する必要があるのだろうなと思っています。

ゲームを遊んで楽しんでもらい、その分お金をもらう。ではない。ゲームを遊ばなくてもいい、買うことで話題に参加でき、他人に「買った」と話ができればいいのだろうと。下手したらゲームの中身なんて関係が無い。

もちろんこれは他のものにも代替ができます

我々が売っているのは食事ではない、人が話しやすい話題だ

食事を食べて美味しいと感じ、その分お金をもらう。ではない。食事を食べなくてもいい、買うことで話題にさんかでき、他人に「買った」と話ができればいい。下手したら食事の中身なんて関係が無い。

という光景はコラボカフェで注文された料理に一口も手をつけず、写真だけ録って帰る人を見た人なら納得してもらえると思います。

なんでそんなに人に話せる話題が欲しいのか? というと次の記事に繋がりますので乞うご期待

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