王木 亡一朗

インディ作家。 日々の生活や、家族、音楽などをメインテーマに、色々な『新しさ』を模索し…

王木 亡一朗

インディ作家。 日々の生活や、家族、音楽などをメインテーマに、色々な『新しさ』を模索しながら、小説を書いています。Amazon Kindle → https://www.amazon.co.jp/-/e/B00IQ2UM98

マガジン

  • 過ぎ行く日々のレイテンシィ

    これは拙著『サインカーブに浮かぶ日』のペーパーバック版の特典として付けていた冊子です。リリースから年月も経ったので、こちらで公開することしました。本編のオマケとしての要素があり、コンセプトとしては『サインカーブに浮かぶ日』の主人公が書いたレビュー、という体裁を取っています。なので、ここに書かれている見解は作者のものとは(程度の差こそあれ)異なりますし、ここに書かれている実体験めいたエピソードは、主人公のものです。また、本編を読んでいないと判らない箇所もあると思います。5年ほど前(2019年)に書かれた文章です。週に一度、計9作品を更新(追加)していきます。 本編『サインカーブに浮かぶ日』 電子書籍(Kindle) https://amzn.asia/d/ekch2kC ペーパーバック(BOOTH) https://oukibouichirou.booth.pm/items/2107001

  • 王木ダイアリーⅣ

    王木の日記的な何かです。 日記と言っても、小説の延長というか、いくらかはフィクションも混じっています、というか、そういう感じに気楽に書いていこうかと思っています。 どうして日記のサムネがレモンの画像なのかというと、フランスの五月革命の時に、政府側が放った催涙ガスの効果を和らげるためにレモンを絞ったという逸話から。すこし前から、色んな意味で日常が脅かされている中で、心にレモンを持っておきたいからです。(ウソです。なんとなくです) 多分、毒にも薬にもなりはしませんが、「毒とか薬はちょっと……」という方にはオススメです。読め!マイペースでいこう的なシーズン4!

  • 王木ダイアリーⅢ

    王木の日記的な何かです。 日記と言っても、小説の延長というか、いくらかはフィクションも混じっています、というか、そういう感じに気楽に書いていこうかと思っています。 どうして日記のサムネがレモンの画像なのかというと、フランスの五月革命の時に、政府側が放った催涙ガスの効果を和らげるためにレモンを絞ったという逸話から。すこし前から、色んな意味で日常が脅かされている中で、心にレモンを持っておきたいからです。(ウソです。なんとなくです) 多分、毒にも薬にもなりはしませんが、「毒とか薬はちょっと……」という方にはオススメです。読め!まさかのシーズン3!

  • 王木ダイアリーⅡ

    王木の日記的な何かです。 日記と言っても、小説の延長というか、いくらかはフィクションも混じっています、というか、そういう感じに気楽に書いていこうかと思っています。 どうして日記のサムネがレモンの画像なのかというと、フランスの五月革命の時に、政府側が放った催涙ガスの効果を和らげるためにレモンを絞ったという逸話から。すこし前から、色んな意味で日常が脅かされている中で、心にレモンを持っておきたいからです。(ウソです。なんとなくです) 多分、毒にも薬にもなりはしませんが、「毒とか薬はちょっと……」という方にはオススメです。読め!シーズン2!

  • 王木ダイアリー

    王木の日記的な何かです。 日記と言っても、小説の延長というか、いくらかはフィクションも混じっています、というか、そういう感じに気楽に書いていこうかと思っています。 どうして日記のサムネがレモンの画像なのかというと、フランスの五月革命の時に、政府側が放った催涙ガスの効果を和らげるためにレモンを絞ったという逸話から。すこし前から、色んな意味で日常が脅かされている中で、心にレモンを持っておきたいからです。(ウソです。なんとなくです) 多分、毒にも薬にもなりはしませんが、「毒とか薬はちょっと……」という方にはオススメです。読め!

最近の記事

マッドマックス:怒りのデスロード/Mad Max:Fury Road

 いわゆる大作映画みたいなものが、どうも自分の趣味とは少し合わないな、と思い始めたのはいつぐらいのことだっただろうか。何を気取っているんだ、と言われそうだけれど、何を隠そう僕は気取っていたのだ。なにせ、『映画が好きというより、映画が好きな自分が好き』な若者だったのだから。  この映画もヒット作の続編ということで、大々的なプロモーションがされていたと思う。ド派手なアクションシーンをつなぎ合わせた予告編に、テレビでの連日のコマーシャル。確か、エグザイルの人が宣伝していたはず。シ

    • トゥルーロマンス/TRUE ROMANCE

       学生時代に、映画というかサブカル的なもの全般に詳しい先輩がいて、彼女は日本の音楽なら、ミッシェルガンエレファントとかブランキージェットシティなんかが好きだったのだけれど、そんな彼女が『キャバクラ嬢が好きな映画はだいたいトゥルーロマンス』というようなことを言っていたのを今でもなぜか憶えている。どんな根拠があるのかは判らないし、もう訊ねることもできないけれど。当時の僕は、ふーん、くらいにしか思っていなかったけれど、確かに観てみると、そうかもな、と思えたりもした。ただそれも十数年

      • 3月の最終日「にじをかく」

         最終日で日曜日。今日はとても暑かった。昨夜確認した予報でもそうだったが、とはいえまだ三月なわけだし、とカーディガンを着て外出したが、半袖でちょうど良くて、プロデューサーばりに肩に掛けていた。  そんなこんなな三月。早いもので明日から娘も年長さんだ。自分のときがどうだったかは全然憶えていないが、昨今はもう一年前のこの時期にランドセルの下見や予約をするのが当たり前らしい。そんなわけで下見&予約をすでに終えた。二週間前くらいからカタログを観てアタリをつけてはいた。漫画『よつばと

        • トゥルーライズ/TRUE LIES

           ストレンジデイズからの関連で……、というわけではないのだけれど、たまたまこの順番になった。ジェームズ・キャメロン脚本、監督。アーノルド・シュワルツネガー主演の94年の映画だ。  紛うことなきエンタメ大作。ジェームズ・ボンドにさりげなく目配せしながら、銃撃戦、カーチェイス(馬も使う)、爆発、戦闘機、橋も爆破、核爆弾の爆発をバックにキッス、ハロウィーンな叫び(=スクリーム!)、ご都合主義的展開。けれど、やっぱり面白い。『上映中に眠くならないからといって、良い映画だというわけで

        マッドマックス:怒りのデスロード/Mad Max:Fury Road

        マガジン

        • 過ぎ行く日々のレイテンシィ
          10本
        • 王木ダイアリーⅣ
          3本
        • 王木ダイアリーⅢ
          53本
        • 王木ダイアリーⅡ
          8本
        • 王木ダイアリー
          11本
        • Our Numbered Days
          1本

        記事

          ストレンジデイズ/Strange Days

          『完璧な映画は存在するか』この問いに、どう答えれば良いか。答えは簡単で、実際に完璧な映画をひとつ差し出せば良い。では、完璧な映画とは? 唐突なリプライズ。  キャスリン・ビグローが監督、脚本をジェームズ・キャメロンというアカデミー賞的にはまさに『完璧』なタッグ(しかも二人は元夫婦だ)をもってしても、完璧な映画というは作り得ないらしい。でもこれは批判じゃない。  他人の五感を体感できるVR装置「スクイッド」が主なガジェットとして出てくる。一応、キーアイテム的な役割を与えられ

          ストレンジデイズ/Strange Days

          コットンクラブ/The Cotton Club

          『完璧な映画は存在するか』  この問いに、どう答えれば良いか。答えは簡単で、実際に完璧な映画をひとつ差し出せば良い。では、完璧な映画とは?  人によって、どんな映画を挙げるかは様々だろう。『バック・トゥ・ザ・フーチャー』『レインマン』『ターミネーター』はたまた『蜘蛛巣城』などなど。単に名作なだけともいえるし、それ以上とも言えるかもしれない。『ゴッドファーザー』だって、パートⅢを除けば、そうかもしれない。ただ、その人にとっては完璧であったとしても、違う誰かにとってはそうでは

          コットンクラブ/The Cotton Club

          天気の子/Weathering With You

           新海誠はセルアウトした、でもそれは悪いことじゃない。というのが、前作『君の名は。』を観たときの感想で、随分と偉そうな感想だと自分でも思うけれど、僕の作家・新海誠への関心は、そこで潰えてしまっていた。じゃあ、どうして今作を見たかといえば、たまたま入った映画館で時間がちょうど良いのがこれしかなかったからで、なんだか言い訳めいているけれど、見た理由は本当にこうで、でも結果から言えば観て良かった。  今作もまた、前作『君の名は。』と同じように、それまでの新海作品の寄せ集め、という

          天気の子/Weathering With You

          ストレンジャーシングス/Stranger Things

           物心ついたときというか、自分がいわゆるカルチャー全般に興味を持ったのが90年代以降で、青春を共に過ごしたのは2000年代(しかしゼロ年代というのは誰の考えた言葉なのだろう)だったから、その直前の80年代というのはダサいもの、というのが無意識的にあった。だから昨今の、というか、少し前からの80年代リバイバル的な雰囲気には正直少し違和感があって、いまひとつ乗れなかったのだけれど、このネットフリックスオリジナルシリーズを観て、まぁ良くも悪くも時代は廻るものだし、なんて負け惜しみみ

          ストレンジャーシングス/Stranger Things

          スカイクロラ/ THE SKY CRAWLERS

          『映画が好きというより、映画が好きな自分が好き』な自分というのが本格的に開花(?)したのは、一人暮らしを始めてからで、もともと家族を含めた人付き合いというか、そういうことが苦手だった僕が、親元を離れて一人の時間を思う存分使えるようになって、そこにピッタリとハマるべくしてハマった趣味が映画鑑賞だった。何も一人暮らしを始めてから急にそういう自分が生まれたわけではなく、振り返れば中学生くらいから、過剰な自意識を持て余していて(でもそれは誰しもあることでしょう?)、ただ当時は時間的に

          スカイクロラ/ THE SKY CRAWLERS

          東京物語/TOKYO STORY

           二十歳くらいのころ、『映画が好きというより、映画が好きな自分が好き』というような時期があって、今となっては若気の至りというか、多少の恥ずかしさを伴って思い出されるのだけれど、とにかくそういう時期があって、そのときに主に観ていたのが、ジム・ジャームッシュやヴィクトル・エリセ、アキ・カウリスマキ、そしてヴィム・ヴェンダースで、特にヴェンダースは『パリ、テキサス』や『ベルリン、天使の詩』はもちろんのこと、『都会のアリス』や『ゴールキーパーの不安』、『さすらい』や『ニックス・ムービ

          東京物語/TOKYO STORY

          2月の土曜日「(ドント・レット・ミー・)ダウン」

           一月が終わりもう二月。あっという間だったなぁ、という感想が出がちな昨今であるが、意外なことに個人的にはこの一月はなんだか長かった。お正月から成人の日までの日々を思い返すと、遠い昔のようである、というのは言い過ぎだけれど、つい最近のこととも思えないくらいには昔に感じる。そのくらい一月はなんだか長かったというか、あっという間に過ぎ去ったなぁ、とは言えないという感覚。  この一月と言えば中旬、十五日の夜に娘が発熱し、翌日に小児科でインフルエンザと診断され、あれまぁ、と思っている

          2月の土曜日「(ドント・レット・ミー・)ダウン」

          1月の土曜日「バンドのBAKU」

           無事に年も明けて1月ももう半ばを過ぎた。正月休みなんてなかったのに正月ロスのような気分になるも、祝日明けから徐々に調子を戻しての週末だ。年明けはなんだかまた暖かかったが、今週はなんとなく寒い。でもこれが例年か、という感じ。  元旦早々、大きな地震が起きて僕の地元の新潟も結構揺れたようだ。正月だし、こんな時だし、とめずらしく父親に電話をかける。この人は特殊な仕事をしていて、普段は携帯の電波も繋がらない孤島にいるのだけれど、流石に盆暮正月は家に帰ってきているので、出るだろうと

          1月の土曜日「バンドのBAKU」

          12月の最終日「This Will Be Ouki Year」

           最近、カーシェアを利用している。娘も大きくなり、そろそろ車なんかもあっても良いかな、と以前から思っていたのだけれど、現状無くてもなんとかなっているし、正直、移動するだけなら電車などの公共交通機関の方が早いし正確だし、そのわりに維持費がかかるので正直迷っていて、でもまぁ、なにはともあれ、何年間も運転していない、正真正銘の、向こう側が透けて見えるくらいの高級和紙の様なペーパードライバーなので、練習がてらカーシェアを利用することに。初めのほうこそ緊張したものの、最近の車は性能も良

          12月の最終日「This Will Be Ouki Year」

          12月の水曜日「旅に出る理由」

           ようやく冬らしく寒くなってきたが周りでは体調不良の人が続出している。もう本当に続出で、その多くがインフルエンザだ。テレビのニュースでも、インフルや溶連菌などが増えてきているとやっていた。朝晩は気温が下がっただけでなく、風も冷たく感じるようになった。二、三年前からヒートテックの上下を着るようになったのだけれど、特に下なんかは若いときには「股引をカタカナで言い換えただけやんけ、ダサ」という態度だったけれど、もう手放せない。なんだか年を喰っちまったなぁ、という感じ。それでもギリギ

          12月の水曜日「旅に出る理由」

          12月の火曜日「ナンバーナイン」

           娘の熱も無事に下がり、今週から元気に保育園に行っている。発熱したといってもいたって元気で食欲もあり、家で一緒に遊んでいたりしたのだけれど、不意に疲れた表情を見せたりと、やはり体力的には少しだけしんどそうでもあった。早めに寝ようといってもなかなか寝たがらずにいたものの、いざ布団に入ってしまえばバタンキュー、といった感じ。鼻が詰まって息が苦しそうだったので、鼻水が出やすくする薬を小児科で出してもらった。出やすくなったのは良いのだが、ずっとズルズルしていて、それはそれで辛そうだっ

          12月の火曜日「ナンバーナイン」

          12月の水曜日「ひさびさのおねつ」

           午前中、もうそろそろ打ち合わせも終わり、お昼ご飯は何を食べようかな、なんて思いながらふと自分のスマホを見てみると、妻からラインのメッセージが入っており、娘が熱を出して保育園を早退した、とあった。幸い、今日は妻が休みで、でも所用のため横浜に行っていたのだけれど、とんぼ返りとなった。  わりと高熱が出たらしいのだけれど、いたって元気でぐったりした様子もなく、食欲もあるとのことなので、ひとまず胸を撫で下ろしたが、心配は心配だ。といっても妻が迎えに行ってくれる以上、僕が仕事を切り

          12月の水曜日「ひさびさのおねつ」