こんにちは☀️こんばんわ🌕
おウマ園長です🐎
ロッテの澤村投手の仁王立ちポーズを真似しながら過ごしている今日この頃です。
さて、週末はお天気が荒れそうな京都競馬場ですが、春の天皇賞の考察をして行きたいと思います。

本日の記事の流れはこちら
1、人気馬は一長一短・・・買い要素／下げ要素／迷い要素 混在？？
2、荒れるとすれば？？

1、人気馬は一長一短・・・買い要素／下げ要素／迷い要素　混在？？

前哨戦内容、中間の情報、追い切り、週末の悪天候予報などから非常に取捨の難しいファクターが多いという印象です。ここでは有力馬ごとに買い要素・下げ要素・迷い要素をお話ししていきますので、ぜひお読み頂いている皆様を迷わせたいなと思います。真実はいつもひとつかふたつかミッツマングローブです。

タイトルホルダー
買い要素
１、能力面
→ まず1つ目に能力面。言うまでもないですが、現役でこの馬に勝てるのは普通に考えたらイクイノックスくらいしかいません。有馬記念は前内壊滅馬場の上に状態面もいまひとつだったことが日経賞で証明されたので、その中で0.5秒差程度のジャスティンパレス・ディープボンドが今回上回る可能性は確率的に低いと見て然り。対ボルドグフーシュと考えても京都の馬場状態が良馬場だろうと重馬場だろうと結局タイトルホルダーがなんらかの理由で自滅するのを待つ形にしかならないのが現状です。

２、現役最高の道悪適性
→　２つ目に道悪適性。日本で競馬をする以上、雨が降れば降るほど、タイトルホルダーには有利に働くのは前走を見ても明らか。皐月賞でソールオリエンスを推した際にも言いましたが、母父モティヴェーターは欧州型サドラー系で道悪適性を増幅させますし、タイトルホルダーに関してはその奥にシャーリーハイツも入っているので、それこそヒシミラクなどのバリバリ欧州長距離型の母系。もっと付け加えると春の天皇賞で唯一馬場が悪化した2011年ヒルノダムールが勝った年は母父ラムタラ（欧州三冠馬）と父キングズベスト（アーバンシー・ガリレオの近親）のワンツー。なんなら良馬場の時計勝負の方が危ない気がするくらいです。

下げ要素
不良馬場を激走後の次走
→ 下げ要素は前走が不良馬場での競馬だったことです。Twitterで呟きましたが、「過去２０年／前走で 〜 芝2000M以上／4歳以上戦／牡馬牝馬混合戦／不良馬場／3着」で臨戦してきた馬の次走の成績は壊滅的です。

画像の通り悲惨の有様です。1番人気4頭を含め、1〜3番人気が7頭いて3着が最高着順です。ちなみに3歳以上も含めろよと言われるかもしませんが、それでもキタサンブラックやサトノクラウンが人気より着順を落とす結果になっています。
これはなかなか強烈なデータです。困ってしまいますねｗ

迷い要素
昨年と違う臨戦過程と陣営の胸中
→ 迷い要素は臨戦過程です。これは春天単体というよりも宝塚記念まで含めた見立てです。
タイトルホルダーの今年の臨戦過程は昨年と明らかに違います。

昨年　状態上がらず調教ユルユルで日経賞　→  85％くらいで春天　→ 95％で宝塚記念
今年　背水の陣を期し、万全で日経賞　→  〇〇％で春天　→  〇〇％宝塚記念

僕は今年の日経賞でタイトルホルダーを本命にして1着付の3連単を強気に買いましたが、それは上でも書いたように背水の陣で望んできている・絶対に結果を出すという陣営の意気込みが調教に表れていたからです。1ヶ月以上かけてCW・坂路合わせて時計となる追いきりが10本。しかも10本目の最終追い切りがCW5F49.9 のラスト11.2という攻め抜いた内容。そこまで「作りきってくるんだ」という印象でした。重ねていいますが、それくらい有馬記念惨敗後の復帰戦となる日経賞は陣営からすれば背水の陣だったと思います。
そして、それは春3戦を戦う上で足枷となると考えるのが自然の流れ。宝塚記念までかけて緩やかに下降していくのか。はたまた春天で一旦底をつけるのか。いずれにせよ昨年のような春3戦全勝なんていうことは臨戦過程的に厳しいんじゃないのかなということを強く感じています。
ちなみに1週前追いきりの動きは全く文句のつけようはありませんでした。当週追い切りは昨年に比べると時計も終いも流し気味。この馬としてはかなり軽い分類に入ると思いますが果たして。

アスクビクターモア
買い要素
菊花賞馬が強い
→ 1つ目に菊花賞の2.3着馬を買うくらいならまず1着馬を買え。ということです。これは鉄則中の鉄則。過去の菊花賞組の成績を見ても一目瞭然。1着馬が圧倒的に成績が良いです。菊花賞の内容も強かったですしね。枠・道中の運び、捌きともに完璧にハマったボルドグフーシュを正攻法でねじ伏せたんだから能力への疑いは全く無しです。

母系欧州長距離型のディープインパクト産駒
→ 2つ目に血統です。春天が京都開催に戻り、「ディープが良い。ディープが良い。」という声をよく見かけますが、アスクビクターモアとジャスティンパレスを母系で精査するなら春天に向くのはアスクビクターモアで異論はないと思います。

アスクビクターモアの母系
レインボークエスト✖︎ナイトシフト✖︎ロベルト

ジャスティンパレスの母系
ロイヤルアンセム✖︎レッドランサム✖︎スカイウォーカー

ジャスティンパレスの母父ロイヤルアンセムも欧州で走った馬ですが、自身が凱旋門賞馬のレインボークエストなどに比べると見劣るのは否めないでしょう。

下げ要素
乗り替わり
→　長距離レースにおいての 乗り替わり 特にテン乗りはマイナス材料と捉えるしかありません。田辺騎手と比べて、どの部分を期待しての乗り替わりなのか、どの部分がプラスとなるのか僕にはよく分かりませんでした。
調教内容の変更
→　調教内容も１週前に併せ馬をするなど、これまでと違う形を取っています。前走も調教自体悪いとは思えなかったのですが。策士田村調教師ですから、なにかしらの意図を隠しているのだとは思いますが果たして。

迷い要素
→　横山武騎手・横山和夫騎手ともに京都競馬場の経験は少なさです。一流騎手ですから対応してくるとは思いますが、コース理解が高いとはさすがに言えないでしょう。基本的に騎手のコース理解度が低くてもなんとかなりやすいのは逃げかラチ沿いの番手を取る競馬ですので、どちらがそういった競馬をするか、できそうな枠を引くかによってだいぶ迷いそうなところです。

いずれにせよアスクビクターモアに関しては今回 初めての要素が他馬よりも多いのは間違いありませんので、その辺がどうか。

ジャスティンパレス

買い要素
ルメール騎手
→　京都云々ではなく、長距離戦でのルメール騎手に逆らうのは、阪神マイルで川田騎手に逆らうくらい無謀です。基本的に短距離よりも長距離という騎手ですから、騎手ルメールというファクターだけで買っても良いくらいだと思います。

下げ要素
渋った馬場
→　この馬の武器は神戸新聞杯・菊花賞・阪神大賞典で見せた機動力・俊敏性・瞬発力。馬場は渋れば渋るほどマイナス材料になると考えるのベター。調教でも雨が降った馬場だとCWで終いを伸ばせなくなることが多いので、少なくともプラスにはならないでしょう。

迷い要素
母系は悪くはないが良くもない
→　アスクビクターモアとの対比でもお話しましたが、母系は何とも言えないというのが印象。シアトルカリル×アックアックにレッドランサムにその奥がインリアリティとなると、春天か？？という印象を持ってしまいます。古い比較で申し訳ないですが、ゼンノロブロイ（サンデー×マイニング×クレバートリック）よりはマシという捉え方ができないわけでもないですが・・・。

ボルドグフーシュ
買い要素
漁夫の利がありそうなのはこの馬
→　前目で駆け引きを行うのを尻目に漁夫の利がありそうなポジションにいるのはこの馬だと思います。川田騎手がそれを活かせるかは別にして。馬場が渋って良いかは分かりませんが、他馬が苦しんで上がりがかかるならこの馬にとって悪くないといった印象です。加速に時間が掛かるタイプだけに京都の下り坂も良いと思います。ただし、菊花賞や有馬記念を見ても基本的に他馬の自滅を待つパターンが現状の評価。

下げ要素
母系は軽い とっても
→　母系は有力馬の中でダントツで軽いです。中距離どころかマイラー色です。ですから、本馬の末脚を引き出しているのは間違いなく母系の軽い血統。走りは別にしてこの母系で春天？と言われてもかなり疑問が付いちゃうなというのが正直な感想です。

迷い要素
先週の調教が微妙だったけれど・・・
→　先週の調教は悪い意味で微妙でした。本数は詰めているものの、この馬の１週前追いきりとしては時計も遅いし、併用調教でも無い。これはないなと思っていたら、今週は多くの馬が時計を要する坂路で苦しむ中、坂路５４秒フラットを馬なりで加速ラップを踏む、素晴らしい動き。むしろ良いじゃん！困っちまうよ！という感想ですｗ

2、荒れるとすれば？？

考え方として押さえておきたいのは、２つ。
○ 今回の上位人気馬が普通に能力を出せば、おそらく人気決着だろうということ。
○ 荒れるなら上位人気馬の自滅パターンだろうということ。

・タイトルホルダーが想像よりも行きっぷりが悪い　とか
・ジャスティンパレスが渋った馬場で苦しんでいる　とか

京都ですのであまり前でやり合って前が崩れるという想像はしにくいですが、早仕掛けになってワンテンポ仕掛けを待った騎手の馬が最後に強襲するというのもあり得ると思います。

道悪適性（重以上）の得手で浮上するのは？？
👆　タイトルホルダー、ディープボンド、ブレークアップ、シルヴァーソニック、サンレイポケット

早仕掛けになって浮上するのは？？
👆　ボルドグフーシュ、ディープボンド、マテンロウレオ、ヒュミドール

雑感ですが、こんな感じ。あとは枠の並びでどうなるかというところ。
それはまた週末に。

まずは枠順発表をうずうずしながら待ちましょう。

おウマ園長