クリスマスそれはカップルの為に用意されたと言っても過言じゃないイベントだ

○:なんだよクリスマスってよ〜こちとら万年ぼっちだぞこの野郎！

○:平日だからって大学だったし......ん？

家に帰ってもぼっちには変わりない為、遠回りして駅前に来てみるとクリスマスマーケットが行われておりその中心には俺の家より高いクリスマスツリーが立っていた

○:でっか...笑

パシャッ

○:！！

シャッター音が聞こえた為振り返ってみたが皆がツリーにカメラを向けているため特定する事が出来なかった

○:こえーから反対側行こっかな

○:逆から見ても綺麗だな〜

パシャ

○:！！(また？！)

また振り返って見たがやはり皆がツリーにカメラを向けているので特定出来ない……と思っていた

○:ねぇ君俺の事撮ってたよね？

天:な、なんでバレたの？！

○:そりゃさっきも僕の後ろにいたし…

天:そ、そんなの他の人だって同じでしょ？

○:それと君の顔見て思い出したんだ

天:な、何を？

○:君さ…俺がバイト終わった時いつも店の前に居るよね？

天:ぎくっ…

○:それと1人で来てるのにサンタコスはしないよね？

天:あ〜あバレちゃった笑

天:もうちょっと色んな○○さんの写真撮れると思ってたんだけどなぁ〜笑

○:本性を現したな！

天:やめてくださいよ〜人聞きの悪い事言うのは笑

○:お、俺をどうするつもりだ！

天:別に何もしませんよ笑

○:ストーカーの言うことなんて信じれるわけないだろ

天:まぁ強いて言うなら○○さんにプレゼントを渡したくて

○:なんだよそこプレゼントって？

天:私です！

○:…は？

天:私がクリスマスプレゼントです！

○:いや君が急にいなくなったら両親が心配するでしょ？

天:将来を誓い合った人と同棲するって言ったら了承してくれました！

○:もしかして昔会ってたのに俺が忘れてるだけ？

天:いえ、話すのは今日が初めてです！

○:…よくそんな嘘つけるね笑

天:そんな褒めても渡せるのは私のファーストキッスだけですよ///

○:いらんし、キッスとか言うな

天:ぶー○○さんの草食系男子！

○:余計なお世話だ！

天:私は準備万端なのでいつ襲ってくれても構わないんですよ？

○:俺はガキを抱く趣味なんて無いので結構です

天:うっふん///…どうです大人の色気もあるでしょ？

○:1ミリもねぇーよ！

天:え〜るんちゃんは「色気が凄いけん歳上も堕とせる」って言ってたのに〜

○:その子が心配だよ…

天:じゃあどうしたら貰ってくれるんですか！

○:あと5年経ったら考えてあげる

天:そんな待てない〜！

○:じゃあ身近な子から彼氏作りな笑

天:それもいや〜！

○:…とにかく俺はそのプレゼント受け取れないから

天:…本当に受け取ってくれないの？

○:ストーカーだろ君？

天:違う！私の愛情表現なの！

○:良く言いすぎでしょ笑

天:…そこまで嫌って言うからあれをするしかないね

○:何をする気なんだ？

天:ねぇ○○君どうして私を置いていくの？

○:は、はぁ？！

天:私の事嫌いになっちゃったの…

○:え、泣いてるの？

男:おい、あいつ女の子泣かしてるぞ(ﾎﾞｿｯ

女:サイテー…

○:ちょ、ちょっとこっち来て！

天:…ニヤッ

○:どういうつもり？

天:だって私のプレゼント受け取ってくれないんでしょ？

○:わ、わかった受け取るから

天:ほんと！

○:うん、で受け取った後何すればいいの？

天:さっきから同棲するって言ってるじゃん！

○:そういやそうだった…

天:じゃあ○○の家にレッツゴー

○:ちょ、ちょっと待って〜

天:○○早く〜

○:俺の家知らないでしょ〜

天:私○○さんのストーカーだよ？

○:…あ

天:そういう事だから早く〜

○:元気過ぎるって！

天:○○おそーい！

〜Fin〜