慢性疲労を防ぐ。魔法のお菓子を知っていますか?
慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)
という言葉をご存知ですか?
時間に追われ、常にストレスに苛まれる私たち現代人が抱える現代病として、近年患者が増え続けていると言われている慢性疲労症候群。
慢性疲労症候群の主な症状は、体を動かせないほどの疲労が6か月以上続き、日常生活に支障をきたす症状です。微熱、頭痛、筋肉痛、脱力感やうつ気分の症状が続くのが特徴で、これといった有効な薬や治療が存在しない為、かかると非常に厄介な病気です。
慢性疲労症候群までいかなくても、私たちは多くの悩みやストレスを抱えています。残業を減らすための会議で残業させられてる人とかいませんか・・・?あ、それは私です。
ストレスを減らせる簡単な方法をいくつか知っておけば、慢性疲労症候群やうつ病など、症状が重い病気にかかる前に対処できます。
今回は、お菓子で慢性疲労症候群が防げるかもしれない!という研究をご紹介していきます。誰でも知ってるあのお菓子にそんな効果があったなんて。。。
・仕事が毎日疲れる
・疲れが抜けない
・ストレスが多い
・気分が安定しない
という人は、是非この記事を見て試してみてください!
この知識があれば、
「お菓子を賢く利用して、疲労を吹っ飛ばす」
ことが出来るようになるかもしれません!
どんなお菓子が効くのでしょうか?ちょっと想像してから読み進めてくださいね~♪
疲れを吹っ飛ばすお菓子!その正体は・・・
正解は、高カカオチョコレートです。
高カカオチョコレートと言えば、明治チョコレート効果や、森永製菓のカレ・ド・ショコラのような「カカオ85%」とか書いてあるチョコレートのこと。普通のビターチョコではありませんよ!(笑)
これらのチョコレートにはカカオポリフェノールという成分が大量に含まれているのですが、これが疲労を軽減させるのに役立つと言われています。
とまあ、ポリフェノールがなんとなく体によさそうなのは皆さん知っていると思いますが、データが無いと信じられません。リサーチにより見つけ出した論文がありますので、まずは↓↓↓をご覧ください。
ポリフェノールが引き出す疲労回復効果。
Nutrition Journal誌に2010年に掲載された論文によって判明!
85%カカオチョコレートを8週間食べてもらった結果がコチラ。
青い方:カカオ85%チョコを食べてもらった人達。
赤い方:ただのチョコを食べてもらった人達。
それぞれに対して、8週間後に疲労・不安・うつ症状のポイントを測定してみたものが、このグラフです。
85%チョコを食べた人達では、
・疲労:11.5ポイント改善
・不安: 3.5ポイント改善
・うつ: 4.5ポイント改善
普通のチョコを食べた人達では
・疲労:6.0ポイント悪化
・不安:3.0ポイント悪化
・うつ:6.0ポイント悪化
というスコアの変化がありました。
結構違いますよね。ただ8週間過ごしたら疲れを感じたのに、85%カカオチョコを食べた人たちは疲れがグーンと回復したんです。
したがって、85%チョコは慢性疲労症候群などの強い疲労を特徴とする症状に効く可能性が高いと研究チームは結論付けています。
どのくらい食べれば疲れを吹っ飛ばせるだろうか・・・??
今回の研究では、
1回に15gの高カカオチョコレートを1日3回食べていました。
明治チョコレート効果(86%)なら1枚5gなので、
1回に3枚を1日3回に分けて食べるのがベストです。
私はいつもコーヒーと共にいただいてます。
そのまま食べると少し苦いんですが、コーヒーと飲むと控えめな甘さが良い感じにお互いを引き立ててくれるのでオススメです。
太るかもしれないしなぁ・・・と思ったアナタ!安心してください。
85%カカオチョコレートを食べてもらった人達は、その前後で体重やBMIが増加しませんでした。
https://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html
この報告でも、同様に体重とBMIは変化がないというデータが示されています。安心して食べてください♪
まとめ
①:慢性的な疲労、不安・ストレス、うつ傾向に対しては、
高カカオチョコ(85%以上)が有効の可能性が高い。
②:目安量は1日3回 1回に15gをとる。
(*チョコレート効果なら1回3枚)
③:太る心配はあまりしなくて良い。
うーん、スーパーフードとでも言いますか、デメリットがほとんどないのが魅力ですねぇ。疲れに悩んでいる人はぜひぜひ試すべき商品といえますよ~!
ストレスや疲れへの対処方法は多ければ多いほど、いろんなものを試せば試すほど効果的ですので、是非色々工夫してチャレンジしてみてください!
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引用
Sathyapalan, Thozhukat, et al. "High cocoa polyphenol rich chocolate may reduce the burden of the symptoms in chronic fatigue syndrome." Nutrition journal 9.1 (2010): 55.
https://nutritionj.biomedcentral.com/articles/10.1186/1475-2891-9-55
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