今回、めちゃくちゃくだらない記事なので、真面目なのが好きな人は見ないでください。

　↑の記事に書いた通り、日本はウォシュレット先進国です。

　1976年に日本初の電気式ウォシュレットが発売されて以降、日本家庭の実に76%の世帯がウォシュレットを設置しています。だいたい普通の家庭にはウォシュレットがありますよね。我が家も例外ではなくウォシュレットがあります。

　しかし、あまりにウォシュレットを使用しすぎると肛門周りのかゆみや皮膚炎を引き起こすことが分かっている為、研究チームが4963人の協力者を集め、ウォシュレットの使用に関する実態調査を行ったところ、30%の人達がウォシュレットの使い方を間違っており、その比率は男性の方がずいぶん多いことが明らかになりました。

　ウォシュレットの間違った使い方や、日本人の特徴とはいったいなんなのか・・・真面目にご紹介していきます！

間違ったウォシュレットの使い方。

　それは、『排便”前”にウォシュレットを使うこと』です。

　この間違った使用法をしている人は参加者の実に30％。なぜ排便前にウォシュレットを使うの？汚れを洗い流すのがウォシュレットの役割じゃないの？と思ったのですが、間違った使用法をしている人たちに理由を尋ねると、ある一つの事実が明らかになりました。

　『肛門をウォシュレットで刺激すると、排便が促進されるんだよ。』

その数は、間違った使用法をしている人の75%にも及びます。

そして、このうち35%は

　『強力なウォシュレットじゃないとダメなんだよ』

と言っていることが分かりました。これは男性が明らかに多かったのです。

さらに、15%の参加者は『直腸に残っている便を全て取り除きたい』と考えていました。

　でも、これ続けたらほぼほぼ肛門が崩壊する可能性が高いことはご存知ですか？？

間違ったウォシュレットの使い方で肛門がヤバい

　通説でいうと、肛門をウォッシュレットを刺激して排便を促進しようとするのはオススメできません。体が刺激に慣れてしまって、ウォッシュレットなしでは便通がない人生を送ることになってしまうからです。

　でも、もっと怖いデータがあります。

　『強力なウォシュレットを使っている人』
　肛門が割けるかもしれません。2017年の研究によると、強力なウォッシュレットを使っている人は肛門が割ける確率が6.08倍に跳ね上がることが分かっています。

 『長い時間ウォシュレットを使っている人』

　細菌に感染する可能性があります。これには2つ理由があって、1つ目はウォッシュレットの水は無菌ではないということです。どうしても、ノズルやトイレの水を利用する以上細菌が発生してしまうのです。しかし、もっと大事なのは、洗いすぎによって腸を守る粘液や常在菌（善玉菌）が洗い流されすぎてしまうことです。

　通常、粘液や常在菌は人間に感染を引き起こす悪玉菌の増殖や侵入を防ぐ効果がありますが、長時間強い水流によってそれらが流されてしまうと感染のリスクは高まります。肛門の感染についての明確なデータはありませんが、女性の膣の感染症のリスクは長時間・何回もウォッシュレットを使うことで2.6倍に引き上げられることが分かっています。

　善玉菌って重要なんです。洗い流しちゃったらダメなんです。

肛門を守る正しいウォシュレットの3か条

・排便直後に洗い流すこと
・時間は10秒程度にすること
・強さは微弱・弱くらいにしておくこと

これは守るようにしましょう。肛門を守る3か条、是非覚えていってくださいね。ウォシュレットで肛門を破壊してはいけませんよ！

おしまい

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引用
Tsunoda, Akira, et al. "Survey of electric bidet toilet use among community dwelling Japanese people and correlates for an itch on the anus." Environmental health and preventive medicine 21.6 (2016): 547-553.

Garg, Pankaj, and Pratiksha Singh. "Water Stream in Bidet Toilet Commode as a Cause of Anterior Anal Fissure: A Case-Control Study." Annals of Colorectal Research 5.1-2 (2017).

Kiuchi, Teppei, et al. "Bidet toilet use and incidence of hemorrhoids or urogenital infections: A one-year follow-up web survey." Preventive medicine reports 6 (2017): 121-125.