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#vanlife という全く新しい生き方。芽吹きつつあるライフスタイル革命を徹底リサーチしてみた!

 会社に出社したり、自宅に居ることなく、カフェやコワーキングスペースなどの場所でノートPCやタブレットを使用して仕事をする「ノマドワーカー」という言葉には聴き馴染みのある人も多いのではないでしょうか?

 あえて説明すると、ノマドワーカーとは、遊牧民のように場所を変えながら自由なスタイルで仕事をする働き方の事を言います。ちなみにノマドの語源はnomad="遊牧民"です。そのままですね!

 今回紹介する #vanlife バンライフとは、こんな感じ。


 車を車中泊用にカスタマイズして、その車内で旅しながら生活。ネットを使って仕事をして収入を得るというライフスタイル。

今回はそんなバンライフの今までとこれから、そして、何が革新的なのかについてまとめていきます。

成功の道はただ一つ。
自分だけの生き方を見つけることだ。

クリストファー・モーリイ


記事を読むと得する人

・バンライフについて詳しく知りたい人
・今のライフスタイルに疑問を抱えている人
・自分を見つけたい人



そもそもバンライフってなに?

 私がバンライフというライフスタイルを知ったのはつい最近、Youtubeでした。わたなべ夫婦というチャンネルの動画がおすすめ動画にサジェストされてきたのが始まりです。


 2人のとても自然な関係と、移動しながら全国各地を楽しむその姿に一気に引き込まれました。

 自分が毎日仕事に行く間に、こんなにたくさんの刺激を楽しみつつ生活している人たちがいるのか!楽しそうだなぁ・・・。うらやましいなぁ・・・。つい、そう思ってしまいました。

 先ほどYoutubeの動画を貼ったのもわたなべ夫婦の動画ですが、彼らがどのように生活しているのかは、この動画を見てもらうのが分かりやすいと思います。

 この動画でも話していますが、旦那さんは京大出身の銀行員だったのにも関わらず、その輝かしいキャリアを捨て、バンライフという生活を選択しました。それは一体なぜなんだろう??そう思い、リサーチ欲がクングンと沸き上がってきました(笑)


 今回は海外のムーブメントも含め、ノマディズムに関する文献も徹底的に洗い出し、検証していきたいと思います。


そもそもバンライフムーブメントの始まりってなんなの??


#vanlife の起源は、フォスター・ハンティントン(Foster Huntington)の『Home is where you park it』という写真集です。

フォスター・ハンティントンについては、このページが詳しいです。
http://epokal.com/yellow_column/5079

このページから引用すると

元々、ラルフローレンのコンセプトデザイナーや出版社ハーパーコリンズで働いていたハンティントン。
毎日の忙しい日々に嫌気がさして、家を捨て生活に必要最小限のモノをVANに入れ旅が始まった。
VAN LIFEの始まりである。そして、ハンティントンのキャンピングカーでの日常を記録する
A Restless Transplantを開設。道中で出会ったキャンパー仲間を記録していった。
van-life.netからインスタでも#vanlifeを使いコミュニーが形成され、
同様な最低限のモノで最高の豊かさを求めるキャンパーの発信が始まった。


『Home is where you park it』Kickstarterのクラウドファンディングによる、彼のバンライフのまさに集大成でした。

その一部は今でもinstagramで見ることができます。


 彼の投稿をきっかけに、バンライフムーブメントが一番強く巻き起こったのはinstagram。

#vanlife には今でもたくさんの写真が投稿され続けています。


なぜバンライフは成立するの??

 そもそもノマドワークとは、ICT技術を生かして職場に出勤しなくても仕事ができる生活の事を言います。特定の職場がなくても仕事ができるので、仕事や旅行、レジャーの境界をなくし、同時に楽しむことが出来るのです。でも、特定の家すら持たなかったら・・・?バン(車)さえ持っていれば、常に移動を続けながら自由を求める人にとって最高のワークスペースと居住空間を確立することが出来ます。

 自由を追い求めるノマディズムのなかで、バンライフというライフスタイルが誕生していくことは、自然の流れなのです。終身雇用というスタイルが陳腐化していくなかで、こういった生活を求める人が増えていくことも当然です。


わたなべ夫婦・フォスター・ハンティントンの場合

主な収入源はYoutubeとブログとのことでした。Youtubeでは二人の生活をありのまま配信しています。時間に迫られ、窮屈な生活を送っている人には癒しになる魅力があります。


 また、VANLIFEというBlogも投稿しており、こちらのブログでは主に車中泊情報に特化した便利情報を配信しています。

 お嫁さんが書いているアメブロは、どんな気持ちでYoutubeを作成しているのかといった、Youtubeの裏側が分かるような内容が書かれています。



 ムーブメントの震源地となったフォスター・ハンティントンは3年のバンライフを終え、現在ではアメリカにツリーハウスを建て生活しているようです。


バンライフの役割とは

 わたなべ夫婦曰く、自分たちの夫婦生活で一番大切なこと=「家族で幸せになること」だった。夫婦で暮らしていくために、旅を通じて夫婦の仕事と住む場所を探していくうちに、旅をしながらでも生きていけることに気付き、バンライフという生活になっていった。とのことです。一生バンライフというライフスタイルを続けたいというわけではなく、そのうち辞めるとのこと。


ここから考察するに、バンライフって自分探しなんです。
自分探しなんてワード、すっごくチープです。

でも、


『今、あなたは本当に自分がしたいことを理解していますか?』
『今の生活を続けたら、あなたがなりたいアナタになれますか?』

この質問に簡単に答えられる人は多くないでしょう。

 かつての時代に生きる人なら、自分探しの旅に出る為にはすべてのつながりを断ち切って生活しなければいけませんでしたが、今の私たちにはインターネットがあり、関係を絶たずとも、仕事を行いつつ生活を続けることが出来るようになりました。


バンライフをやったら全員が答えを見つけられるわけではありません。


 でも、自分の生きる意味を見つける為の選択肢として、あってもいいじゃないですか。自分が本当に楽しめると思うことをして、後悔の無い人生を送ってください!


 この記事が少しでも手助けになることを切に祈ります。


20年後に失望するのは、
やったことよりもやらなかったことだ。

綱を解き、船を出し、帆で風を捕らえよ。
探検し、夢を見て、発見するのだ。

マーク・トウェイン

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参考
#VanLife : Materiality, Makeovers and Mobility amongst Digital Nomads
https://journals.tdl.org/ertr/index.php/ertr/article/view/325


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