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社会人が独学で差をつける為の勉強法【教材編】

これからは独学で差がつきます。

山口周さんが語った「これから起きるだろう10個の変化」
コロナ後の世界では、「学習格差の拡大」が起こると言われています。

学習格差の拡大
・正統的周辺参加の機会が減少・・・自己学習格差が拡大

正統的周辺参加という難しい言葉が使われていますね。これをもっとシンプルにすると、会社の一員になって最初は下っ端の仕事をして、それを通して学習を進めていくような学習スタイルのことです。

コロナ後には、先輩と同じオフィスや工場で仕事をして、一緒に覚える(OJT)が難しくなります。外部環境も変化し、必要な情報はインターネットを通して得ることがこれまで以上に当たり前となります。

師匠やメンターも自分の力で探せる人が有利な時代になっていきます。

知識量を増やせる人と、そうでない人の差がどんどん広がっていくのです。

総務省が平成29年に行った調査によると、
日本人の平均勉強時間は1日たったの6分
Microsoftの創始者ビルゲイツは、年間50冊の本を読みます。
世界一の投資家ウォーレンバフェットは、1日5つの新聞と500ページの企業レポートを読みます。

あなたは大丈夫ですか?

私は知識が好きな独学オタクです。

年間1000本以上の論文を読み、本はもちろん、海外文献だろうがなんだろうが、必要な情報がそこにあれば無理やり手に入れるタイプの人間です。

アプリ開発が必要だと分かったので、2ヵ月程度で簡単なプログラムを動かせるようになり、ほぼ週刊でWebアプリを更新できるようになりました。

おそらく、自分の専門外の分野でこれだけの時間とコストを割いて独学で勉強している人は珍しいと思います。

頭がいいからできるんでしょ?とよく言われることがありますが、そんなことはありません。中学英語のテストで30点とったくらいには英語もヘタクソですし、いい大学に通っていたわけでもありません。脳のスペックはむしろ低いです。

それでも勉強を続けられる理由は、他の人よりも勉強量が多くて、これまで蓄積してきたノウハウによって勉強効率も高くなり、モチベーションを維持する方法を知っているというだけ。

今回は、これを読んでくださるあなたに、社会人でも効率高く勉強するための方法をご紹介します。

今回は「どんな教材で学ぶか」についてのライフハック的情報です。
「何を学ぶか」については↓コチラ↓の記事をご覧ください。


■1. ちょっと固めの文章がちょうどいい📖

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勉強するとき、一番オススメなのは、やはり文章を読むこと。
プログラミングなどWeb系だと公式ドキュメントなど少し固めの文章の方がベター。

「少し固め」が良いのには理由があります。

読みやすい記事はサクサク情報が入ってくるので、情報が氾濫してしまいがちなんです。私は、Web情報が頭に定着しにくい理由は、情報が加速・拡大していくせいなのではないかと考えています。

少し固めの文章や本を目にして、1行に長い時間をかけて読みましょう。すると脳の回転スピードが少し落ちて、情報をインプットするのに最適な状態になります。

インスタントに手に入る情報には、ほとんど価値がありません。
自分が必要とする情報にフォーカスしましょう。


■2.オーディオブックはかなりオススメ🎧

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オーディオブックの理解率は、テキストと同じくらい高いです。

2016年にアメリカの20~40才の大卒121人に参加してもらった研究では、
テキストとオーディオブックで理解率に差が出ないことも判明しています。

オーディオブックは通勤中やウォーキング、入浴中や家事のあいだに聴くことができるので、学習時間を飛躍的に伸ばせます。忙しくて本を読む時間が確保できない人にとてもオススメです。

自己啓発本・ライフハック・小説などはオーディオブックでも特にオススメのジャンル。

オーディオブックは、なんとなく過ぎてしまう時間を学習時間に変身させてくれる最高のツールです。

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ただし、オーディオブックは検索性がとても低いという弱点も。

学問を体系的に学びたい場合や、プログラムを学びたい時など、細かな部分を繰り返し学習する必要のある人は、本や公式ドキュメントをオススメします。


■3.動画教材を最も効果的に使う方法🎥

この記事でも書いた通り、動画教材は1.8倍速で学習効率が最大になります。

とはいえ、慣れないと聞き取るのがかなり大変なスピードになるので、最初は1.3倍速くらいから始めて徐々に加速していくのがオススメです。

スマホの記事は、全然理解できていなくてもスクロールできてしまうので、理解力がガタ落ち。スマホのニュースとかって全然内容覚えていなかったりしませんか?

動画教材は早くしすぎるとコンテンツとして成立しないので、ムリな加速を自動的に防ぐことができます。

情報の氾濫を防ぐという意味で、動画教材は意外にも効果的ですよ。

Youtubeも良いのですが、Udemyなど”動画教材”専門のサイトもオススメです。

私はUdemyでプログラムの勉強をしました。
動画教材はいろいろあるので、選ぶのが大変ですがUdemyにしてよかったなぁと思います。なぜなら、目次がめっちゃ細かくて優秀だからです。

あれ、ここどうしたらいいんだっけ?という疑問に対する答えをすぐに探すことができます! ← これかなり重要。

Youtubeも最近はビデオチャプターというジャンプ機能がありますが、専用の動画教材に比べるとまだまだ貧弱で、飛びたい部分に飛べないという欠点があります。

Udemyはもちろん倍速再生にも対応していますし、試してみると細かい部分で教材としての質が高いことがわかるでしょう。有料コンテンツだけあってやっぱり学習効果は高いです。

Youtubeは学習中に広告が出るのもイマイチ。一気に集中力が持っていかれるのがマイナスポイントです。

動画教材を使うときは、「加速機能」「ビデオチャプター」「目次の親切さ」などで選ぶと、学習効率が上がりますよ!


まとめ

・これからの時代は学習格差が拡大していく
・インスタントではなく、硬めの文章を選び、脳をスピードダウンしよう
・オーディオブックは優秀
・動画教材は1.8倍速がオススメ

以前の記事では「なにを学ぶか」という話。
今回の記事では「どんな教材を選ぶか」という話を書いてみました。

好評なら独学シリーズとして、もっといろんなコンテンツを掘り下げていこうと計画中。

例えば「どんな学習法がオススメか」「アウトプットはどんな方法をするべきか」「いつ勉強するか」「どうやってモチベーションを維持するか」などのコンテンツを企画しています。

ぜひ、スキやTwitterでの拡散をお願いします。
それが励みになり、コンテンツの充実に繋がっていきます😉

よろしくお願いします🙌

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引用
Rogowsky, Beth A., Barbara M. Calhoun, and Paula Tallal. "Does modality matter? The effects of reading, listening, and dual modality on comprehension." SAGE Open 6.3 (2016): 2158244016669550.

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