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【変換法】時間がない社会人でも、使える知識をググッとつくる独学法

私は、学ぶ人全てをサポートします。
自らの力で学び続け、
生活を変えるような知識をだれでも得ることができる社会

を当たり前にするため、挑戦し続けます。

独学マガジンは、その第一歩。

学校やスクールに通わなくても学ぶ事ができる時代です。

独学者の最大の特権は、自分で学びたいものを自由に選べること。
独学マガジンは、独学に必要な、学習方法やモチベーションのコントロール法を集めていくためのマガジンなのです。

独学マガジン:4本目の今日は”どうやって学んだことを復習していくか?”を紹介していきます!


🔖: 理解だけでは、使える知識にゃならないぞ。

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本屋で本を眺めたとき。
そこには、生活をイッキに変えてしまうような本がありました。

すぐに買いました。
読みました。
内容も理解できました。

さぁ、その知識を生活に活かせるのでしょうか?

Noです。 Absolutely Notです。 
絶対に、ムリなんです。

実のところ、本を読んだところで覚えているのは、わずか数%。
私もいくつもの本や論文を読んできましたが、一回読んだだけで暗唱できるようになったことんて一度もありません。僕は凡人です。

でも、その本を読みたいと思った最初のモチベーションは、
「知識で生活を変えたい」でした。
本を読んだだけでは、目的は達成されないのです。

さぁ、どうしましょう。


🔨:知識の引き出しを作るということ

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1回通して本を読むことを ”通読”
内容を正確に理解することを ”精読”
と言います。

しかし、精読をやっても結局100%覚えるのはゼッタイ不可能。本とにらめっこするだけの方法は、コスパが悪いんです。

ではどうするか。

知識を引き出すのです。
忘れかけた知識を。忘れそうな知識を。忘れてしまった知識を。
呼び出して、呼び出して、呼び出して。

何度も呼び出すほどに、知識は引き出しやすくなっていきます。

知識が引き出せるようになった時。
それが、知識が使えるようになった時です。


■読書定着法のゴールドスタンダード:PQRST法はちょっとメンドクサイ・・・?

読書を効率的に行い、知識を定着させるための方法がいくつも開発されています。
その中でも、1950年台に開発されたPQRST法は効率的に学習効果を出すことができると科学的に証明されています。

P:Preview 全体をざっと読み、内容をおおざっぱに把握する
Q:Question 質問を書き起こしておく
R:Read 精読する
S:Self-Recitation 内容を暗唱する
T:Test テストに答える
例)
PQRST法でグループディスカッション並みに理解度テストの点数UP (Febrianti et.al, 2018)
中学生の読解力を飛躍的にUP(Sipayung et.al, 2014)

世界中で読解力が落ちている今、注目されている方法です。
効果も高いことがいくつもの研究で示されています。。

質問を考えるときに、おおざっぱに思い出して。
精読した後に、内容を思い出して。
最後に自分をテストして内容を思い出す。

何度も何度も思い出すことで、記憶を定着させることができます。

でも、つまんないですよね。
PQRST法って。


📝:1つだけ、noteを書く

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前回の独学シリーズでは、SMARTゴールを紹介しました。

Specific:シンプルで明確な
Measurable:測定可能な
Achievable:達成可能な
Realistic:現実的な
Timed:時間制約がある
*5つの条件を満たすゴールが、モチベーションを上げるゴール。
詳しくは↑のnoteを読もう!

独学には、心を折ることなく、小さいけど明確なゴールを達成していくことが必要です。

モチベーションを維持しなければ、独学なんて続けられません。

めんどくさ~~いPQRST法は、なかなか続きません。
noteを書くほうがオススメです

noteには書き続けるためのたくさんのサポート機能があります。
例えば、下書きを保存したときには「お疲れさま」と言ってくれます。
閲覧数やスキ数も、モチベーションに繋がることでしょう。

ぜひ、noteに学んだことを吐き出しましょう。

今から紹介する手順でnoteを書けば、自動でなんども学びを思い出して、勝手に覚えることができます。


💡:noteを学びにつなげる方法

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まず、目次を書きましょう。
学びたい本やテキストの目次をみたり、内容をパラパラとめくりながら、覚えたい項目をnoteの目次として書いておきます。

例えば、「平常心を鍛える」を読むときは
・ファーストショックとはなにか?
・セカンドショックとはなにか?
・情報はメンタルにどんな悪影響を引き起こすか?
・次の試練とはなにか?

本の目次から、自分が学びたい知識を抜き出してnoteの目次に書き換えてしまうのです。これは、PQRST法の予習と質問を一気にやってしまう方法です。

ファーストショックとは~~~って内容だと思う。

予想まで書いておくとさらに効果的です。

予想を書く理由はカンタン。
予想が当たっていれば、嬉しいです。
予想が外れていたら、「えっ、そういうことなん・・・・?」と”意外性”を感じることができます。

感情が動いたときが、最も記憶に残りやすいですよね。
本の予想は、感情の動きを自動的に作り出すシステムなのです。

ここまで来たら、本を精読しましょう。しっかり読むんです。

自分で書いたnoteの目次と本を、行ったり来たりしながら。自分の考えがあっているかそうでないかをチェックしていきましょう。

本を読み切るのは、本来難しいことです。
しかし、自分で決めたチェックリストを埋めることは誰にだってできます

全部本を精読したら、noteの中身を書いていきましょう。

するとnoteが完成してきます。
・ファーストショックとはなにか?
  ファーストショックとは~~~~~~
・セカンドショックとはなにか?
  セカンドショックとは~~~~
・情報はメンタルにどんな悪影響を引き起こすか?
  情報が増えると~~~~~
・次の試練とはなにか?
  次の試練とは~~~~~

きっとあなたは、noteの中身を書くときに何度も本を見返すハズです。
「あれ?これでよかったっけ?」「あそこにはなんてかいてあったっけ?」

知識を引き出すのです。
忘れかけた知識を。忘れそうな知識を。忘れてしまった知識を。
呼び出して、呼び出して、呼び出して。

その見返しこそ、まごうことなき復習です。
その瞬間に、記憶が定着していきます。
どんどんカンニングしてください。
あなたの成長の瞬間です。

すべて完成したら、タイトルと文章のまとめを付けたら、noteの完成です。


■まとめ

・記憶を使える知識にするには、読むだけじゃムリ
・何度も何度も思い出す= 使える知識の作り方
・効率的な読書法:PQRST法は効果大だけど、ちょっと面倒
・noteで自動的に予習と復習ができちゃうシステムがつくれる

知識を引き出すのです。
忘れかけた知識を。忘れそうな知識を。忘れてしまった知識を。
呼び出して、呼び出して、呼び出して。

呼び出し回数が多いほど、知識は使えるものに変身していきます。


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引用

Febrianti, Mariska. "The Effect of PQRST and SGD Methods on Students’ Reading Comprehension at Dehasen University." Journal of English Education Studies 1.2 (2018): 86-98.

Kurnia Dewi, Metty. The influence of using PQRST (preview, question, read, summarize, and test) strategy on the students reading comprehesion at the eighth grade of Junior High School 4 Metro. Diss. IAIN Metro, 2019.

Sipayung, Herbiana. THE EFFECT OF APPLYING PQRST METHOD ON STUDENTS’READING COMPREHENSION. Diss. UNIMED, 2014.

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