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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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2019年3月の記事一覧

薬物依存は「病気」である件 フジテレビのタレントたちに学ぶ

■松本俊彦氏の指摘▼清原和博氏のことを書いたついでに、薬物依存に関心のある人は必読だと…

薬物依存は「病気」である件 清原和博氏の逮捕から3年

▼2019年3月6日、清原和博氏が厚生労働省主催の依存症に関するイベントに登場したのだが…

「平成31年」雑感 上皇と改元と憲法と

■「上皇」の誕生▼来週から世の中はわーわーと改元騒ぎになることだろうから、その前にメモし…

人間の「生命観」が変わりつつある件

▼最近、「生命」のとらえ方にまつわるニュースが多い。 それらの幾つかをまとめたコラムを、…

移動図書館は世界への「窓」になっている件

▼NHKは政治報道以外に素晴らしい番組が多い。「ドキュメント72時間」の名作の一つ「島へ…

今は「手書き」のほうが脳にしっくりくる件

■手書き、侮(あなど)るべからず▼印象に残ったニュースや読後感を「個人的に」「効率的に」…

栗原心愛さんの死(11) DVの被害者に落ち度はない件

■DVとは「力による支配」▼新聞で読めるDV論の白眉(はくび)ともいえる記事が、2019年3月15日付の朝日新聞に載った。NPO団体「アウェア」代表の山口のり子氏のインタビューだ。(聞き手=杉原里美記者) 〈DV減らすには〉 〈親密な関係の中で 洗脳して思考奪う 「力による支配」〉 〈社会全体の問題 加害者対策を 本気で考えよう〉 ▼上記の二番目の見出しは、そのままDVの定義になっている。DVは「誰にでも起こりうること」だが、「親密な関係の中でしか起きない」。だから外

大学生は新聞よりテレビを信用している件

▼大学生は新聞を読まない、という事実よりも、大学生は新聞よりもテレビを信用している、とい…

三大紙が「移民」問題でがんばった件

▼先週末から今週明けにかけて、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の三大紙がそろって「移民」問題…

「世界と自分の距離」を測る件 文系と理系とAIと(5)

▼このシリーズの2回目で、批判の矛先は国語教育に向かっている、と書いた。 今回はその続き…

子どもが「答えの奴隷」になっちゃう件 文系と理系とAIと(4)

▼先日、「「白か黒か」決められない件」というタイトルで何度かメモした。 たとえば「ジンバ…

「平均」がわからない大学生が増えている件 文系と理系とAIと(3)

▼「平均」という言葉の意味がわからない大学生が増えているそうだ。いくらなんでもそんなこと…

コピペすらできない高校生が増えている件 文系と理系とAIと(2)

▼AI(人工知能)は東京大学の試験に合格できるのか? というテーマ設定で、研究を進めた結…

上田紀行氏×新井紀子氏の対談が猛烈に面白い件 文系と理系とAIと(1)

▼「中央公論」の2019年4月号に載っていた、上田紀行氏と新井紀子氏の対談「文理融合教育でAIに勝つ」が猛烈に面白かったので、何回かに分けて紹介する。 ▼これは「文系と理系がなくなる日」という特集の一環。両者の話にはそれぞれの著作のエッセンスも詰め込まれていて、お得感が多い対談になっている。 痛烈なエピソードが続くが、その共通するテーマは「AI化する人間」といったところだ。 ▼〈答えを欲しがる学生〉という小見出しのエピソードから。 〈新井 東工大に限らず、私は、最初の