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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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2019年7月の記事一覧

「天気予報は平和の象徴」の件

▼「8月15日」前後は、新聞記事に「戦争の歴史」関連の話題が増える。 以下は、投稿から出…

吉本興業の騒動から見えるもの(2) パワハラこそ彼らの文化?

▼前回は、いわゆる「闇営業」をこれほど激しく叩くのなら、芸人個人を叩く前に、まず「反社会…

トラブルになってもゲームをやめられない人が500万人いる件

▼2019年7月24日付の日本経済新聞夕刊に、「ゲーム障害」の話が載っていた。(三島大地…

朝日新聞の「かんぽの不正」報道がキレキレの件

▼朝日新聞の「けいざい+」は、経済の問題を何回かに分けて連載する読み応えのあるコーナーで…

吉本興業の騒動から見えるもの(1) 「闇営業」って言うな

▼報道すれば報道するほど、消えていく真実というものがある。 ということを、たまに思うのだ…

「観光のための文化」から「文化のための観光」へ(6終) ゾーニングの知恵

▼アレックス・カー氏と清野由美氏の『観光亡国論』を読むと、「ゾーニング」という言葉の意味…

ハンセン病の安倍総理謝罪を「同情の論理」で終わらせるな(3)

▼ハンセン病の患者、元患者の家族が国を訴えた裁判について、共同通信編集委員の中川克史氏による解説記事を紹介したい。 筆者が読んだのは2019年7月17日付の琉球新報。 見出しは 〈ハンセン病家族勝訴確定 政府だけの責任ではない〉 ▼「砂の器」を見たり原作を読んだりしたことのある人は、あの中に出て来る患者家族の姿が思い浮かぶことと思う。 〈(ハンセン病患者や元患者の)家族らの置かれている環境は想像を絶する。首相が控訴しない方針を明らかにした9日、記者会見した弁護団共同

エボラ出血熱が史上2番目の流行になっている件

▼2019年6月7日に、エボラ出血熱の感染者が再び増えているニュースについて、共同通信、…

「学生が棄権する」理由から「失敗を認めない社会」の末路が見える件 後編

▼前号は、最近の大学生にとって、 「社会に有益な政治家を選ぶという「正しさ」より、自分が…

「学生が棄権する」理由から「失敗を認めない社会」の末路が見える件 前編

▼選挙に行かない大学生が多いらしい。その理由を探った論考を読んで、衝撃を受けた。「間違っ…

「民営化」の成れの果てがわかりやすい件 「かんぽ生命」の不正契約

▼「かんぽ生命」が、質量ともにとんでもない不正契約の山を築いていた件で、2019年7月1…

放火の報道はテロリストを利する可能性がある件

▼今年の1月、〈「クールジャパン」の裏側ーーアニメの綱渡り〉というメモをアップした。 ▼…

ハンセン病の安倍総理謝罪を「同情の論理」で終わらせるな(2)

※今号は、映画「砂の器」のネタバレになっているので、お気をつけください。 ▼映画の「砂の…

ハンセン病の安倍総理謝罪を「同情の論理」で終わらせるな(1)

▼日本経済新聞は、ビジネスのネタ、金儲けのニュースを大きく報道するから、「そのニュースに社会性があるかないか」の価値判断の役には立たない。ただし、現在の1面コラム「春秋」は、たとえば朝日の「天声人語」よりもレベルが高いと思う。 ▼あの新聞1面下の「コラム」は日本の新聞の特徴である。もともと「コラム」は「柱」の意味。英文だと、横書きで、紙面のレイアウトとしては縦長の柱のようなレイアウトになるから、「コラム」と呼ばれるようになったそうだ。日本の新聞の場合は、横向きの柱なわけだ。