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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#ニュース

ヤフーニュースでは「イングランド封鎖」と「芸能人の結婚」が等価になる件

▼2021年の新年の印象を、「暗礁に乗り上げた」と言った友人がいるが、そうなるかもしれな…

「緊急事態宣言」は5月6日で終わらなさそうな件(7)日本の民主主義は機能している

▼最近、コロナ独裁、という言葉を目にした。世界では新型コロナウイルスの大流行を悪用して、…

終戦記念日の新聞を読む2019(8)~妹と母を手にかけてしまった体験

▼2019年8月15日付の県紙に、村上敏明氏の戦争体験が載っていた。筆者は四国新聞や琉球…

終戦記念日の新聞を読む2019番外編  朝日新聞「天声人語」~青空高士

▼2019年8月18日に、 終戦記念日のコラムを読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻し…

終戦記念日の新聞を読む2019(5)「虫の目」と子ども

▼今号は、2019年8月15日付の各紙コラムから、三つの「虫の目」を紹介したい。 一つめ…

終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本

「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の…

終戦記念日の新聞を読む2019(2)愛媛新聞「地軸」~言葉の底を読み解く

▼読み解く、という言葉の意味を考えさせてくれるコラム。2019年8月15日付の愛媛新聞「地軸」から。 ▼冒頭は〈わが子を胸の下にかばい守ろうとした母親の姿は、皆の脳裏に焼き付いていた。広島市の原爆資料館には黒く焦げた親子の遺体の絵が何枚もある。〉 このコラムでは、広島市立大広島平和研究所教授の直野章子氏の知見が紹介されている。直野氏は「『原爆の絵』と出会う」(岩波ブックレット)の著者。 〈被爆直後の「地獄絵」は見る者に疑似体験を迫る。その心地悪さから逃げるため分かったよ

終戦記念日の新聞を読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻した子の親

▼ふと気がついた時、オンラインで読めるブロック紙、県紙のコラムにはなるべく目を通す。一年…

「感情論」は「論理」ではない件(2)脅迫や暴力を正当化する社会

▼「あいちトリエンナーレ」に脅迫=暴力が殺到した事件について、2019年8月15日付の毎…

「新聞」は「旧聞」が大切な件 靖国神社の異常事態

▼定期的に「新聞」は、じつは「旧聞」が大事だ、ということを書いているが、今回は靖国神社に…

福田淳氏の「芸能ムラ」論 日本のテレビは江戸時代の女衒(ぜげん)である

▼「村」には「村」のよさがある。しかし、「ムラ」と表記される時は、たいてい「ムラは悪いも…

感情論は論理ではない件(1)日韓両政府の面子(めんつ)問題

▼よく「それは感情論だよ」とか言うが、厳密にいうと、「感情論」は「論理」ではない。「感情…

日本は優生思想に寛容である件(5)無知でデマを騒ぎ立てる人が多すぎる

▼2019年7月13日付の読売新聞の「論点スペシャル」で「犯罪に負けない社会のために」と…

日本は優生思想に寛容である件(4)「病気は自己責任」論との危ない関係

▼ただの紙切れにすぎない紙幣(しへい)をめぐって、世界中の人々が左右され、動かされているように、「思想」というものは目に見えない力を持つ。 資本主義の思想は紙幣に体現されており、この文章を読んでいる人の誰もが、たとえばコンビニで買い物をして、赤の他人に紙幣を渡して、お釣りの小銭をもらう、という一連の行為が成り立っていることに、ふだんは1ミリの疑問も持たない。 これが思想の力だ。 ▼「買い物」と同じように、「病気」についても、日本社会は無意識のうちに、何らかの思想に支配さ