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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#メディア

2つの「生存権」がぶつかっている件ーー医療崩壊か、経済崩壊か

▼日本では、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう「緊急事態宣言」が延長された。2020…

清原和博氏は薬物依存と闘い続けている件

▼薬物依存で苦しんでいる人や、そのそばにいる人にぜひ読んでほしい記事が、2020年1月2…

終戦記念日の新聞を読む2019(8)~妹と母を手にかけてしまった体験

▼2019年8月15日付の県紙に、村上敏明氏の戦争体験が載っていた。筆者は四国新聞や琉球…

終戦記念日の新聞を読む2019番外編  朝日新聞「天声人語」~青空高士

▼2019年8月18日に、 終戦記念日のコラムを読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻し…

終戦記念日の新聞を読む2019(5)「虫の目」と子ども

▼今号は、2019年8月15日付の各紙コラムから、三つの「虫の目」を紹介したい。 一つめ…

終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本

「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の…

終戦記念日の新聞を読む2019(3)日本経済新聞「春秋」~敗戦で救われた件

▼「終戦記念日のコラムを読む」と題して、1回目は高知新聞の「小社会」を、2回目は愛媛新聞の「地軸」を読んできた。 ▼3回目は日本経済新聞の2019年8月15日付「春秋」。 冒頭は、 〈汗、汗、汗。1967年8月公開の映画「日本のいちばん長い日」は、終戦の玉音放送にいたる軍部や政治家の動きを、むんむんする暑さと噴き出す汗の描写で見せきった作品だ。「玉音盤」奪取を試みる陸軍将校の軍服に染みる汗が、運命の日を強く印象づけている。〉 ▼たしかにそうだった。白黒映画で、観た時の

終戦記念日の新聞を読む2019(2)愛媛新聞「地軸」~言葉の底を読み解く

▼読み解く、という言葉の意味を考えさせてくれるコラム。2019年8月15日付の愛媛新聞「…

終戦記念日の新聞を読む2019(1)高知新聞「小社会」~特攻した子の親

▼ふと気がついた時、オンラインで読めるブロック紙、県紙のコラムにはなるべく目を通す。一年…

「感情論」は「論理」ではない件(2)脅迫や暴力を正当化する社会

▼「あいちトリエンナーレ」に脅迫=暴力が殺到した事件について、2019年8月15日付の毎…

「新聞」は「旧聞」が大切な件 靖国神社の異常事態

▼定期的に「新聞」は、じつは「旧聞」が大事だ、ということを書いているが、今回は靖国神社に…

福田淳氏の「芸能ムラ」論 日本のテレビは江戸時代の女衒(ぜげん)である

▼「村」には「村」のよさがある。しかし、「ムラ」と表記される時は、たいてい「ムラは悪いも…

感情論は論理ではない件(1)日韓両政府の面子(めんつ)問題

▼よく「それは感情論だよ」とか言うが、厳密にいうと、「感情論」は「論理」ではない。「感情…

日本は優生思想に寛容である件(5)無知でデマを騒ぎ立てる人が多すぎる

▼2019年7月13日付の読売新聞の「論点スペシャル」で「犯罪に負けない社会のために」という特集が組まれていた。 その記事を読むと、犯罪に負けない社会をつくる以前の問題に言及せざるを得ない状況が浮かび上がる。 ▼筑波大学教授の原田隆之氏(臨床心理学と犯罪心理学)いわく、 〈犯罪に至る可能性がある「危険因子」は予防につながる重要な視点だ。ただ、加害者の状況や傾向を一つ二つ取り出し、それをあたかも原因のように語るのは間違いで、大きな偏見につながりかねない。  川崎市で児童