老いていく親、諦められない自分
これから書くのは、わたしにとって晒したくない部分であり、読む人にとっても気持ちのよいものではないだろう。それでも、老いる親とどう向き合うのか、悩みながら書いていこうと思う。最初に断っておくので、続きを読む前に判断していただきたい。
90歳の誕生日を祝うつもりの電話は、腹立たしく絶望的な終わり方で、切なさより悲しみが強く残った。その10日前、一足早くお祝いしていた。外食好きの母には残念なことだったが、大腸の病気を持つ母のため、極力好きなものを揃えて自宅で食事した。老いた母と1