黒髪以外は認めないとか、まだ昭和が終わっていないアウターゾーンがあるのかと思って驚いた。

確かに酷い話だ。こんなん許される訳がない。

許されるわけないんだけど、でも、今までの恨みを晴らすかのようにここで鬼の首とったように大人に石を投げて炎上祭りに参加してスッキリしても、それだと今までウチらが散々見下した、人の不倫を騒いで喜ぶイジメエンターテイメントと同レベルになってしまう。

そもそも学校なんてもんは思考停止推奨のサラリーマン養成所なんだから元からおかしいに決まってるし、今更そこは騒ぐ事もない。むしろマトモな事してくれると期待する方が無理がある。どのくらい無理があるかというと、ダンディ坂野が再ブレイクするくらいは無理がある。

確かに根は深くてバカげた話だったけど、そう頭に血を登らす事もない。カルフォルニアイデオロギーを信望する真の意識高い系グローバルエリートならば、こないだ読んだモチベーション革命の話を思い出して怒りを鎮める。

画一的な軍隊式マネジメントとか今だったら何のネタかと思うレベルにイタい話だけど、アレはアレであの時代には必要だったというだけで、週末にザギンやらギロッポンでフィーバーしているナウなヤングは頭の中のバブルが終わっていなくてなんだかおめでたくて良いですね、というだけだ。

生まれたところや皮膚や目の色で

いったいこの僕の何がわかるというのだろう

何代も続く先祖からもらった大切な体だから、明日くたばってもいいように、今の自分が一番輝けるようにカスタマイズしたいんだよ。

たたが髪の色じゃないか、そんなもん。