夏コミの新譜

ブログと呼ぶにはあまりに拙いモノ。
クソ長い上に読み終わってもプラスになるものは無い気がするよと宣言しておく。

本当は夏コミに出る予定はなかった。少なくとも年末年明けまでは。
年末冬コミ後の打上げにてK.Sasakiが「夏コミ出ちゃおうよ」と言い出したのをきっかけに応募したのだ。
少なくともその時点では新譜を作る気はなかったし、そもそもドライフラワーを出したばかりでまだそれを新譜と呼んでもいいはずだった。
実際夏コミまでに作って出した曲は2曲。空想家の後にどう爆発させればいいか考えていたところで、アルバム制作など考えてはいなかったのだ。
しかし発表せずともデモは溜まるもので、ワンコーラスのデモが夏コミ前までに3曲出来ていた。うち2曲は最後まで作って没にしたが。
つまり、なので、EPのようなものを出そうか?と考えていたのだ。
それが何でか急に「半年ちょっとでニューアルバム出したらイカツイ」と思い始め、結局4曲+リメイクを作ってしまった。
まぁその為にネットで新曲を公開できなかったわけだが。言い訳は置いといて。
割りと全ての曲が難産だったように思う。特に傍観者たる所以は難産だった。一番手間がかかった。
しかし、曲の展開やコード進行でK.Sasakiと話し合いながら制作するスタイルのおかげで、ノッてしまえば一気に進んだものだ。
傍観者たる所以は本当に何度も作り直した。初期と完成系ではイントロも構成も全く違う。結局ド派手なイントロが好きなのだろう。
そうして、ボツにした2曲を分解し良い所だけを抜き取って生まれたのが祭り囃子は風の色と と 春に告ぐ である。前者はコード進行を、後者は曲名と雰囲気を引っ張ってきている。
最近の曲の作り方はそんな感じなのだ。組み立て分解し、また組み合わせる。
祭り囃子はサビだけが最初に出来ていた。イントロもすぐに出来た。Bメロで壁にぶつかった。頭の中に形はあるのにうまく吐き出せないのだ。困ったじゃ済まされないので吐き出したが。
春に次ぐは元々、綺麗な月を見ていた というプロジェクトファイル名のコーヒーという引き語り曲で、そもそもラフスケッチのような代物だった。
しかし案外自分でも気に入っていたので曲名を没から引っ張ってきた。そして歌詞と照らし合わせた時、僕自身のリアルを知る人なら笑ってしまうような未練溢れる曲になってしまったのだ。後から自分で客観視した時、引いた。けど、自分の書いた歌詞で、聴いていて泣かされたのは初めてだった。改めて引いた。
自分を知るもう一人の自分が、私に宛てて診断書のような、手紙のようなものを書いて「辛かったね、がんばったね」と肯定してくれているような。なにそれドン引き。
(単に色々思い出して辛くなっただけ感)
まぁそんな感じで。

このアルバムのタイトルはshelter。
過去から自分の心を守るように部屋に篭もり曲を作り続けたが、窓から見てるだけじゃなくてそろそろ外に出ようぜ、という感じである。
外で行きていたくても辛くて、同タイトルのshelterという曲で自分の殻に閉じこもった。
閉じ込もるきっかけの曲、それが収録されたアルバム。なんとなく僕の心が伝われば、嬉しいなと思う。

まっっったく関係ないけど、恋愛ってなんなんだろうな。僕にはもう恋愛をする体力は無い気がするよ。
そんな感じで20代が終わっていって気がつけば40代独身(男性)とかになるんだろうな(白目)
若いままでいたい。
若い時に栄誉を手に入れて名声を手に入れて絶頂の最中に死にたい。
そう思いながら僕は眠るのでした。
ニューアルバムをよろしく。

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