アレルギーの話
人の体には体を害する要因になるものを排除する機能がある。タイミングはそれぞれだが、その機能が異常に反応して逆に体に悪影響を及ぼすことがある。
発症と炎症
ある夜、いつも通り寝ているとなにやら玄関近くで物音がする。すぐに鳴り止むだろう。その日は無視して目を閉じた。
またある夜、また玄関で音がする。少し気になり、玄関まで行ってみる。しかし音はしなくなった。そのまま寝室に戻った。
またある夜、玄関でもっと大きな音がした。ついに扉を開けた。気配は感じたが何者かわからない。高まる鼓動を抑え、寝室に戻った。
そしてある夜、玄関の窓ガラスが割られる音がした。人が玄関を荒らしている、金属バットを持って戦った。なんとか家を守ることはできたがドアは壊れ破片が飛び散っている。直すのには時間がかかりそうだ。
これはアレルギー物質が体に付着し、異常な反応を起こして痒くなり、掻いたところから炎症を起こして皮膚炎になるまでのメカニズムである。
扉が分厚く、防音設備が整った家もあるだろう。そんな人は花粉症になりづらかったり、洗剤で手が荒れにくなったりする。
守ろうとする機能は必要だが、守るために玄関を、時にリビングを破壊する。
なんでもそれなりでないとダメだ。
偏った食生活、汚染された環境にいるとそういった反応は起こる。
何もなくても先天的に拒絶反応を起こす食品や物質は存在するからこれも厄介だ。
人は水を飲みすぎても、野菜を食べすぎても死んでしまう。結局はバランスが必要である。
ハチに刺されても、洗剤に触れすぎても
アナフィラキシーショックが起きて死んでしまう。過度なアレルギー反応は時に人を殺すのだ。
それだけではない。
女の子は年頃になると父親に対するアレルギー反応が出る。遺伝子的拒絶によるものだ。
それから学生には苦手教科の勉強、授業。これらにアレルギーがあることで素直に頭に入らず同じ磁極同士のように跳ね返してしまう。
あなたにはこのようなアレルギー。いくつあるだろうか。
潜在的に拒絶しているだけで、教養のチャンスを失っていたりもするかもしれない。
そして治らないものも多い、体が拒み始めたものはなかなか再度受け入れられることが少ないのだ。
一口にアレルギーというイメージがあるがこのようにいろいろな見方が出来る。
一度拒絶したものを見返してみてはいかがだろうか。世界が広がるかもしれない
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