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え、乾かして寝てないの?

昨日の続き。

髪の毛は死んだ細胞で自然治癒はしない。屍を積み重ねた「ゾンビタワー」である。
そして毎日シャンプーは必要なのか、という点に感じて話した。

今回もゾンビタワーについて話してみようと思う。
ゾンビタワーは3層構造だ。よく言われるのが海苔巻き、巻き寿司として比喩される。

巻き寿司のように海苔、米、具で成り立っているからだ。
外側からキューティクル、コルテックス、メデュラ。

よく聞くキューティクル補修、ってのは海苔を補強しようぜって話。
そして米まで補修するのがトリートメント、ゾンビタワーの回復を促す。

ゾンビタワー攻撃の話に戻そう。
シャンプーによりアルカリ性であることで化学的攻撃、擦れ合い摩擦で機械的攻撃を受けていることは昨日の記事で話した。
さらに攻撃にはいろいろなパターンがあることを知っているだろうか。

ドライ、ウェット、カラー、パーマ。
どれも変わった攻撃パターンだそして上記2つのドライとウェットは生活で最も多い攻撃手段かもしれない。

ゾンビタワーは濡れると(ウェット)ウロコのような形で付いているキューティクルが少し開く。ウロコがめくれるような感じだ。
つまり海苔がしっかり付いてない状態。
髪を乾かさずに寝てしまったらどういうことが起きるか。

そう、ドアが開きっぱなしの車で高速道路を逆走しているような状態。海苔が不安定なまま擦れ合い乾いている時よりゾンビタワーはダメージを受ける。

では、ちゃんと乾かすとどうだろうか。
ドライヤーの熱は結構熱い。ずっと皮膚に当てれば1秒くらいで離したくなるだろう。ゾンビタワーに水分があるとき(濡れているとき)は気化熱なども生じてあまりダメージはない。しかし、必要以上に乾いた髪に熱風を当ててしまうとタンパク質であるゾンビタワーをこれまた攻撃してしまう。生だった肉が日に日にローストビーフに変わっているのだ。

つまり適切な乾かし方を行なっていないとゾンビタワーはダメージを帯びる。ここまで聞いた感じ髪型を丸刈りにしたくなるくらい面倒く感じた人もいるかもしれない。そう、髪の手入れはなかなか手間と時間がかかるのだ。この苦労を男性は知らないし、このダメージのひとつひとつを知っている人も少ない。

濡らしたままと乾かしすぎは良くないってことだな
次回はカラーとパーマでのゾンビタワー崩壊を話そう





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