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国際文通をいきおいで始めてみた

海外の方々と文通を始めて2年目になる。日本の方とも1年半は文通をしている。ペースは人によりそれぞれだし、今はコロナ禍で飛行機の便数も減ってしまったのでさらにペースは遅くなっているが、何だかんだ合わせて50人くらいと文通をしている。

私は日記など書くものは宿題や課題でもないと3日どころか1日で続かなくなる。文房具や紙モノが好きな私はインスタグラムで多くの方のコラージュ手帳やコラージュ日記、バレットジャーナルのステキな投稿を見てはいいねを押しまくっている。

私が小学生のころはかわいいプロフィール帳やメモ帳を持っていることがある種の子どもとしてのステータスだった。今でも小学生向けにキラキラとして文房具が売れているのはやはり子どもとしての趣味趣向は令和の時代になっても変わらないのだと不思議に思う。
高校時代は美術の授業が一番大好きで2人しかいない教室でお互い黙々と作業する時間がとても心地の良い時間で自分らしく、課題に向き合えた時間に思える。

長い留学を終えて、日本に帰国したものの英語を話す・書く時間が極端に減り、最初は日記が良いんじゃないかと思ったが、すぐに書くことが面倒になってきてしまう。最初の1週間は書いていたものの、だんだん飽きてきてしまった。インスタグラムでバレットジャーナルを眺めてはいいねを押すだけになっていたが、そこでおすすめの投稿に文通をしている方のアカウントが出てきた。
シールやマステ、紙モノでのコラージュやスタンプで綺麗にコラージュされている封筒を見て日記にコラージュするための参考としてフォローしたのがきっかけで文通という文化があることを始めて知った。
何度か投稿を見ているうちに文通をしてみたいという気持ちになったが、どこから初めていいのかよくわからない。フォローした方はすでに100人単位で文通をしているみたいでもう新規では受け付けていなかった。

ある日、「私は出来ないけれど、コメント欄で文通したい人は自己紹介文を残していってください!」と投稿していたので私もコメントを残してみた。名前や年齢、どこに住んでいるか、どういったものが好きか、などを書いてコメント欄に残していった。
翌日、起きてみるとコメントを見たのでメッセージを送りました!とぜひ文通をしたいというメッセージがいくつか来たので最初は3、4人からメッセージがあった。全員と文通をすることにして、最初のお手紙を送ってもらった。

今のインスタグラム内での文通マナーとして、大体がお手紙投函します、といった写真の投稿をするのがほとんどだ。封筒の写真のみで、もちろん住所や名前は個人情報にあたるので隠しているが、タグ付けされて投稿される。ほとんどがステキなコラージュばかりで今でもその時から文通している方が何名かいる。
手紙が届いた時も宛名は隠して到着記録として投稿するのがほとんどで、お互いにインスタグラムでのやりとりはしないが通常郵便なので発着記録を残している。

かなり勢いで文通を始めたものの、もうすぐ2年になる。途中、私が手術で入院するなどをして手紙が届いても返事が書けない時期があったが、のんびりとゆったりとしたペースで続いている。
文通はあくまでも趣味なので仕事ではない。自分の好きな時間に書き、自分の気に入った便箋や好きにコラージュした封筒や文房具で書くことで自分の気分も上がる。
日記が1日も続かない私が2年も続けられてきた理由はそんな「自分の好きにできる」という理由があるからだろう。

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