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10%の雨予報。

何度も繰り返して見ています。
青木選手の適応能力に驚いています。
だが、ずっと見ていて思った事がある。
染まってはいないか?と。
『適応』し過ぎているんです。
僕も会場で観ていた時は「良い試合だなぁ」と思った。
飯塚優選手を上げてるんですからね。

青木選手がGLEATに参戦してから、もう一年になる。
青木選手の試合にはGLEATでは全部観戦させていただいている。
青木選手はGLEATの一員のような感じだ。
それはそれで良いんです。
だが、そこに埋もれてほしくない。
名勝負生産だけになっていてはダメなのだ。
青木選手は『相手を上げる』って事に比重をおいている。
それは『強さ』ある上での『上手さ』である。
ただ、今は『上手さ』が先行してしまっている。
それが『青木真也』のプロレスではないはずだ。
青木選手は『異物』であるはずだ。
毒。
ならば、相手に恐さを押し付けなければいけないはずだ。
プロレスには持ち場・立場がある。
第一試合・セミ前・セミファイナル・メインイベントと。
そして自身の役回り。
だが、それ以上に青木選手には『殺し』を見せてほしいのだ。
ナイフ持ってるんですよ。
今まで懐に隠していたはずだ。
鞘は抜いていた。
しかし、今は懐にも置いていないのかもしれない。
どこかに納めている。
そんなの『青木真也』ではない。
『プロレスラー』であって『プロレスラー』でないのが青木選手なはずだから。
良い試合で納得してほしくないんです。
良い試合だったと褒められて納得してほしくない。
それだけではダメなんです。
物議を醸し出せ。
賛否両論 上等だと。
『青木真也』に求める事は『過激なプロレス』であるはずだから。
『青木真也』本人が『過激なプロレス』であるはずだから。

すべては『プロレス』であるはずだ。
この日の青木選手は本当に良かった。
池本さんをも上げたのだ。
試合後にイスで乱打した。
そこに『プロレス』を見た。
予定調和をぶっ壊す『青木真也』である。
『青木真也』は腫れ物だ。
20年以上になる格闘技生活。
誰も何も言えないのだろう。
ただ、僕は『プロレス』って観点からすれば、プロレスファンの立場で言わせていただく。
自己主張して欲しい。
『青木真也』にとって『プロレス』とは何なのか。
主張する事によって答えは浮き彫りになるはずだ。

8月4日。
両国国技館。
対角線上にはLIDETUWFのチャンピオンがいる。
ここが重要である。
狙って欲しい。
フジタ選手を。
飯塚優選手との『物語』も大事だが、ここはフジタ選手だ。
鈴木みのる選手がいるから、譲るなんて思ってほしくない。
遠慮しちゃダメだ。
良い試合して丸く納めようなんてゴメンである。
相手がいるから試合になる。
だが今こそ『自己主張』である。
この日の試合はキーポイントになる。
『青木真也』は鐘なのかもしれない。
坂本龍馬が西郷隆盛をこう例えた。
「西郷というやつは、わからぬやつでした。釣り鐘に例えると、小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く」
青木選手は真っ向からぶつかっていけば、それに応えてくださいます。
全力で応援すれば、全力で返してくれる。
それは『プロレス』でもなのです。
飯塚優選手もフジタ選手も遠慮しちゃ困ります。
そして青木選手も。
鈴木みのる選手と大きな壁がいるからこそ。
そこを打ち破って欲しいのです。
青木選手をMMAで見たいという声を聞きます。
だが青木選手の『プロレス』での表現は僕にとってはMMA以上なのです。
青木選手はMMAを『格闘技戦』ととらえている。
待ってください。
猪木さんは言いましたね。
『プロレスも格闘技も一緒』だと。
ならば線引きなく『青木真也』を応援したい。
『プロレスラー』の青木選手。
『格闘家』の青木選手。
僕には一緒です。
だからこそ、僕はずっと『青木真也』を見てきてるんだ。
『プロレスラー』青木真也。
『青木真也』の強さを見せてほしい。
『強さ』をだ。
8月4日のタッグマッチながらの大一番。
ながらであってはダメなのだ。
LIDETUWFが『競技性』を高めるプロレスだとしても関係ない。
だからこそ引き出せる魅力があるはずだ。
刮目しよう。
抜き出るのは誰だ。
『予定調和』をぶっ壊せ。
僕が見たいのは両国国技館のリング上で『青木真也』が勝ち名乗りを受けている姿なのである。

2023年7月1日。
TDCホール。
東京の空は雨だった。
当日はどうだろうか。
暑い日であろう。
天気予報が気になるのです。
晴れれば良いな。
全力で応援しよう、青木選手を。
ギラギラした『青木真也』を観たい。
今は、そんな気分です。
さぁ、待ったなしだ。

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