昨日から始まった日曜劇場「アンチヒーロー」を見た。以下、重大なネタバレをする。

工場勤務の従業員に社長を殺した疑いのかかっている裁判。死体が発見される直前に2人の口論を聞いた第一発見者を証人として尋問するシーン。口論は工場の機械の大きな音が鳴っている中されていた。証人は口論の最後に容疑者が「…殺す」と呟いたと証言した。

実は証人は聴力に問題はないものの、ザワザワした所で会話を聞き取ることが難しい障害を持っていた。そのことを主人公である弁護士が暴露し、証言の信頼性が低いと主張した。アウティングされた証人は激怒して大暴れし、退廷することになった。これまで障害のため職場で問題を起こしてしまい何度もクビになってきた過去を持ち、怒りの収まらない証人に、主人公は「人の病気を晒してでも勝ちたいんです」と言い放った。

このシーンでわたしは血の気が引いた。目の前がグラッとした。ドラマとしては「法に触れなければ何でもする弁護士」を描写したんだと思う。グレーにしては濃すぎる。現実、アウティングで人が死んでいるんだから。それと障害のこと病気って言うのもどういうつもりなんだ。

弁護士はフォローのように、障害を理由に解雇するのは法律違反だから、今までクビになってきた会社を訴えるなら無償で引き受けると言っていた。ここで（あれ、ちょっと親切なのか？）と思った自分が素直な馬鹿すぎて少し嫌になった。第一話で判決が出なくてどうなるか気になる（これも乗せられていてむかつく）から来週見て今後も見るか決める。

法廷ドラマが好きだから今回の日曜劇場はすごく楽しみにしていた。こんな思いしてまでドラマ見なくていいんだけど、多分見るんだろうな。もしかしたら面白くなるかも、と思ってしまう。もうちょっとだけ見る。あー馬鹿だな。夫にとやかく言われても来週だけは見る。馬鹿やめるにはどうしたらいいんだろう。

気分を変えるために今日はCG制作に励んだ。一区切りして嬉しい。見て。

かわいいっしょ。見てくれてありがとう。

また明日。