◆名古屋お笑い道場スタートの経緯

「名古屋お笑い道場」運営の中村壮快です。

　僕は特に何かを成し得た訳でも、何者かになった訳でもないですが、大阪の超若手芸人さんの現場をかなりの年数とかなりの数を見てきたので、頭１つ２つ出る前の芸人さんの事は、誰よりも理解しているというバックボーンを持って今回参加しております。

　実は2017年頃、日本四大都市である「名古屋」だけあまり若手のお笑いが盛り上がっていないなぁという素朴な疑問が浮かび、理由を考えたのですが「誰も真剣に仕掛ける人がいないのでは？」と、安易な仮説が浮かび、ならば自分が名古屋に出向いてライブをしようと考えてました。

　リサーチがてら、いくつかのライブを見に行ったり、会場探しに明け暮れていた時期があったのですが、当時はお笑いライブを開催しているという情報も少なく、また大阪のようにあちこちに芸人が集まっているという場所もなく、お笑いに適した劇場や会場、また立地や利用料も含めて合致する場所または協力的な人がいなかった（探し出せなかっただけかも知れませんが・・・）という理由で「難しい」と判断し断念した事があります。

　そしてコロナ禍を経て、スパンキープロダクション所属の「ともだち」というコンビが、名古屋で定期的にライブに出ているという話を聞き、またスパンキープロダクションさんの定例ライブ「ブレブレ！」を毎月お手伝いさせて頂いている縁もあり、スパンキー田中社長も「名古屋で何かやってみたい。何か案はないか？」というもあって昔の事を思い出し、一度チャレンジしてみようと今回の「名古屋お笑い道場」のスタートの経緯となったのです。

◆名古屋お笑いの現状は？

　2017年時の記憶と現在伝え聞く話を総合しますと、名古屋には気軽に本格的にスタートできる「入り口」が少ないという考えに至りまして、恐らくがっつり芸人になりたというガチ勢は、名古屋にあるお笑い養成所に数十万円の学費を払ってまで入るなら、環境が大きく整っている東京や大阪の大手プロダクションの養成所に通おうと考えるだろうし、そこまでではないが、ちょっとお笑いやってみたいという人たちは、年に数回の賞レースの予選に出たり、仲間内でライブやってみたりという事でしか、お笑いに関われないのではないかとの考察に至っております。

　もちろんアマチュアにも門を開いているライブもありますので、その気になれば出演できる場があるのは間違いないのですが、「自分たちみたいなのが出ても良いのかな？」とか、「経験ないと恥をかきそうだ」とか様々なバイアスがかかって足踏みしてしまうのは大阪でも同じですが、大阪には山のように入り口がありまして、また同じ境遇の人たちもたくさんいるので、その辺りが”環境の違い”なのかも知れません。

　2022年のM-1、1回戦の名古屋予選には約300組が出場していますが、その内アマチュア勢が約9割を締めていましたし、これだけ人口も多く、大きな街もあり、立派な放送局メディアも存在するのに、なぜもっと発展しないのかという疑問を解消するには、自らが飛び込んでその実情を探ってみたいという欲求が日増しに増えてきています。

　名古屋の芸人さんもちろん全てを見たわけではないですが、まず最初に浮かぶのは「経験が足りない」という感想です。もちろんプロとしてがっつり活動している方は別として、多くを占めるアマチュアやフリーの芸人さん、設定だったりネタの構成だったりはしっかり考えて練習もしているのでしょうが、やはり所々で経験不足な感じが否めなく、また練習の成果もあってとても上手いのですが、個性が活かされてなかったりと、そこに気づきや経験が加われば、名古屋で活動している芸人さんでもM-1でそこそことこまで勝ち抜けるくらいの人材が眠っているとも思います。

◆気軽に本格的に！

2023年の9月から、このお笑い道場をスタートさせる予定ですが、ギリギリまで入り口へのハードルを下げるため安価に設定した参加料、3ヶ月6回という短期間（別途長く通いたい人にも対応しています）、また名古屋の各放送局さんやプロダクションさんにもご協力頂けるよう話を通しており、東京、大阪で活動する作家さんだったり場合によっては芸人さん、放送局の方やプロダクションの方にもゲストとして講義に来てもらおうと考えています。

メインはネタ見せとライブ出演になると思いますが、3ヶ月ワンクールでたくさんの経験を積み見識が広がるよう、あれこれアイデアが浮かんできます。優秀な方いるなら大阪や東京で我々が主催しているライブに出演することも可能です。

　ワンクールごとにどんなカリキュラムを組んでいくかは、こちらのnoteで随時お知らせしていきますので、興味がありそうな内容でしたら、ぜひご参加ください。後悔はさせません。

　名古屋で活動する人を応援するという意味も大きくありますが、ここをスタート地点にしていつかは東京や大阪に行くのも良いと思いますし、名古屋でプロレベルで活躍を目指すという人が現れれば我々と手を組んで出口を模索するという事もできると思います。

　そして時間はかかるかも知れませんが、名古屋を東京や大阪のような毎日お笑いを楽しめる街にして、「地産地笑」なお笑いタレントがたくさん生まれることが目標であり、夢でもあります。

　今後このnoteではカリキュラムや講義レポート、ライブレポートだけでなく、僕やスパンキープロダクションの田中さんも色々な記事を書いていきますので、読み物の一つとして楽しめるようにキーボード叩きます。

質問や疑問はいつでも受け付けてますので、ホームページよりお問合せください！

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【名古屋お笑い道場】
2023年9月よりスタート予定です。定員は20名程度。
第1期参加者募集開始は7月15日より。
詳しくはホームページ等ご覧ください！

⇒名古屋お笑い道場HP
⇒お笑い道場Twitter　@nagoyadojyo
⇒中村壮快Twitter
⇒スパンキープロダクションHP
⇒スパンキープロダクションTwitter
⇒お笑いライブ「キタイ花ん」HP

【主催・運営】
スパンキープロダクション㈱／中村壮快（キューナナプロジェクト代表）
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