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3分で読める【M1グランプリ審査員】のおはなし 〜えみちゃんっやめないでー〜

【M1グランプリ2021】の審査員のおはなし。

キーワードは『師匠たちのゆくえ』

時間の許すかぎり、どうぞ。

「えみちゃんやめないでーー」で締めくくったM1グランプリ2020。
今回もまた新たなスターが何組も誕生する予感を漂わせた、それはそれはすばらしく楽しい大会だった。

ただ、今回は番組冒頭にすこーしだけ不安な
空気が流れた瞬間があった。
【審査員の降板】だ。

上沼さん、志らく師匠、巨人師匠。

ジョーダンかいなかは本人しかわからんですが、巨人師匠と上沼さんは前々から降板することをメディアで話されていた。

上沼さんは2017年
炙りサーモン事変が起き、
松本動きます、からの
なんとかなんとか解決えみちゃんねる 
で審査員は続けてくれましたが、
それからは降板のウワサがたえなかった。
M1翌21日のラジオでは“有終の美を飾れました”と。

巨人師匠は2019年M1後に某芸人さんのYouTube内でも自分から
“2020年は降りる。離れた形で観たい”と。
スタッフが頼みに頼み込んで今回は受けてくださったのだが。

志らく師匠も毎回点数やコメントなどが批判され、今回の冒頭では冗談まじりに審査員降板の発言をしていた。真相はわからない。

僕は素人ながら思う。M1グランプリの審査員は毎年本当に酷な仕事を背負ってると思う。
ハイリスク ローリターンの極みだと思う。
それも限りなく
ノーリターンに近いローリターンだ。
自分の得になる事は、、ないんじゃないかな。
点数を高くつけても低くつけても叩かれる。
他の審査員との好みが違えば叩かれる。
ネタにコメントをすれば叩かれる。


でも
審査員の方々はそんな事はなーんとも思ってないと思う。へでもないと思う。
何がツラいか、、、
それはボタンひとつで同じ世界の後輩の人生を左右する責任がツラいのだと思う。
それを本人たちの目の前であの短時間で発信しなければならないのが酷なのである。
5000組中のベスト10の精鋭たちに順位をつける事でグングン伸びる芽を一瞬にして摘んでしまうとんでもないリスクがあるのだ。

上沼さんの
厳しくも愛のあるムチで芸人の尻を叩き、次のステージへ底上げしようとする言葉。
巨人師匠の
厳しくも的確かつ明晰な分析力。
若手の育成力と計り知れない漫才愛。
志らく師匠の
笑いの根源を漫才に変換し評価をする技術。
そして若手に対するズバ抜けた先見の明。

こんな笑いの神様みたいな師匠方を失った
M1グランプリは果たしてオモロいのかな。

M1グランプリは笑いの大会。
その大会だけは演者さんも審査員さんも
スタッフさんも視聴者さんも全ーー員で
笑えるだけの日になればいいなぁ。

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