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レベル4の自動運転でモノを搬送

ヤマハ発動機とティアフォー(愛知県名古屋市)が共同出資するeve autonomy(静岡県袋井市)は2022年11月30日、レベル4の電気自動車(EV)を用いた屋外にも対応する自動搬送サービス「eve auto」の提供を開始すると発表した。EVのメンテナンスや地図編集、自動運転システム提供者専用保険(損害保険ジャパン)などをワンパッケージで提供。料金はサブスクリプションで月額38万円(税別)。ゴルフ場などで利用されているランドカーをベースに開発したEVには、オープンソースの自動運転ソフトウエア「Autoware」を搭載。eve autonomyは、2020年8月にヤマハ発動機の浜北工場でレベル4の自動運転による実証を開始し、2022年からは社外のパイロットユーザーに対するプレサービスを提供。ヤマハ発動機の3工場のほか、プライムポリマー、パナソニック、富士電機、日本ロジテム、ENEOSなどで運用されている。

Autowareは、Linux(WindowsやmacOSと同じオペレーティングシステムの一種)とROS(ロボット開発用のプラットフォーム)をベースとした自動運転システム用オープンソースソフトウェア。名古屋大学、長崎大学、産業技術総合研究所による共同成果の一部として、自動運転の研究開発用途に無償で公開されたもので、レーザレーダやカメラ、GNSS(全球測位衛星システム)などを利用して、自車位置や周囲物体を認識しながらカーナビから得たルート上を自律走行できる。

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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