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【第137回】スピッツを選曲してみた

前回までで現在発売されているスピッツさんのアルバムについては全て書かせていただいた。かなり勢いに任せて、かなり稚拙な文章となりなからもなんとか書かせていただいたのだが、これでいったん一区切りである(またアルバムが発売されたら書くと思います)。ただせっかくここまで書いてきたんだから、最後に個人的に好きな曲を選ぶということをやってみようかなと思う。ただ普通に選曲するだけじゃ面白くないので、ちょっとしたルールとして、各アルバムに収録されているそれぞれの曲順の中から1曲ずつ選ぶということで、やっていきたい。例えばそれぞれのアルバムの1曲目に収録されている中から1曲、2曲目に収録されている中から1曲を、という感じて選曲するのだ。サッカーや野球でいうポジション的なやつだ。曲数は全12曲として、13曲目以降に収録されている曲は12目の中に含めて選曲させていただいた。それから曲順はレコードではなくCDの曲順とさせていただいている。ちなみに当然だけど、ベスト盤は含めていない。

★1曲目
「ハチミツ(ハチミツ)」
「春の歌(スーベニア)」
「未来コオロギ(小さな生き物)」
「醒めない(醒めない)」
1曲目からかなり迷ってしまい、いきなり挫折するかと思った。好きな曲を並べてみたらバラエティーに富んでいて、比較するのがとても難しい。これを12曲やるのは実にしんどいなと。さて話を戻して1曲目の選曲だが、ここはもうシンプルに好きな曲「春の歌」とした。ロックに対する情熱を歌った「醒めない」と最後まで悩んだのだけれど、曲として好きなのは泣かせる「春の歌」のほうかなということで。ちょっと1曲目感全然ないけれど。

★2曲目
「初恋クレイジー(インディゴ地平線)」
「放浪カモメはどこまでも(ハヤブサ)」
2曲目は最初「放浪カモメはどこまでも」一択かなと思っていたのだが、曲目を見直していたらそういえば「初恋クレイジー」好きだったことを思い出す。「放浪カモメはどこまでも」は勢いがあって好きだけど、私の場合、ゆったりめの聴かせる曲で好きなのって少ないかなと思い、2曲目は「初恋クレイジー」とする。

★3曲目
「冷たい頬(フェイクファー)」
「スピカ(花鳥風月)」
「さわって・変わって(三日月ロック)」
「群青(さざなみCD)」
「子グマ!子グマ!(醒めない)」
「大好物(ひみつスタジオ)」
3曲目は実に多彩に好きな曲が揃った。最新アルバムにも候補曲「大好物」があるって、個人的に選んでいることとはいえ喜ばしい限り。落ち着いたメロディーがクセになる「冷たい頬」、です・ます調の歌詞が優しい「スピカ」、爽やかエロエロ・ソングの「さわって・変わって」、今だに聴くと涙がホロリな「子グマ!子グマ!」と好きな曲がたくさんあるけれど、ここはやっぱり疾走青春ソングの「群青」かな。下手な小細工無しの名曲。

★4曲目
「海ねこ(オーロラになれなかった人のために)」
「ルナルナ(ハチミツ)」
「運命の人(フェイクファー)」
「恋する凡人(とげまる)」
「海ねこ」「ルナルナ」「恋する凡人」と知る人ぞ知る名曲がズラリ。しかしここはあまり迷わず、誰でも知っていて私も大好きな「運命の人」で。3曲目の「群青」と曲調被る疾走青春ソングだけど、好きなのだからやむなし。

★5曲目
「アパート(惑星のかけら)」
「愛のことば(ハチミツ)」
「ババロア(三日月ロック)」
「三日月ロックその3(おるたな)」
隠れた名曲が多い5曲目。「アパート」も「ババロア」も好きだけど、こうやって並べると「愛のことば」か「三日月ロックその3」のどちらかという感じ。スゴく悩んだけどここは「愛のことば」かな。発表から随分経ってからシングルになった、隠れきれなかった名曲ということで。

★6曲目
「正夢(スーベニア)」
「さらさら(小さな生き物)」
この辺りから候補曲も少なくなってくる。6曲目についてはどちらも泣ける名曲だ。メロディーから泣かしにくる「さらさら」も好きだけれども、ここでは幸福感がありながら泣けてくる「正夢」に軍配をあげたいと思う。

★7曲目
「8823(ハヤブサ)」
「ハネモノ(三日月ロック)」
静かな入りからサビで盛り上がるカッコ良い「8823」と、ゆったりとした穏やかな「ハネモノ」と全くタイプの異なる2曲。どちらも捨てがたいが、私がこういうタイプの曲を好きになるのって結構貴重なんで「ハネモノ」を選曲した。

★8曲目
「タイムトラベラー(クリスピー)」
「ロビンソン(ハチミツ)」
「幻のドラゴン(とげまる)」
「ハチの針(醒めない)」
後半戦にしては再び候補曲多し。スピッツさんがブレイクした「ロビンソン」はやっぱり良いけれど、昔からよく耳にする曲なので若干聴き飽きてるところがある。そしてロックな曲も入れておきたいということで「ハチの針」を選んだ。

★9曲目
「恋のはじまり(スーベニア)」
「初恋に捧ぐ(おるたな)」
どちらも恋の歌が候補曲に。「初恋に捧ぐ」はカバー曲だから落選にするかとも思ったけれど、シンプルに聴きたいのは「初恋に捧ぐ」のほう。1曲位カバー曲があっても面白いかなと言うことでここは「初恋に捧ぐ」に。

★10曲目
「グラスホッパー(ハチミツ)」
「ホタル(ハヤブサ)」
曲名通り聴いていて飛び跳ねたくなる「グラスホッパー」と小田和正風のバラードの名曲「ホタル」が候補。ここまでバラードバラードしてる曲を選んでなかったので、ここは「ホタル」とする。

★11曲目
「メモリーズ・カスタム(ハヤブサ)」
「ヒビスクス(醒めない)」
毛色の違う「メモリーズ・カスタム」はやはり面白い。「ヒビスクス」は切ないメロディーながらも泣ける名曲だ。ここはちょっと毛色の違うスピッツさんを楽しむということで「メモリーズ・カスタム」とする。

★12曲目
「けもの道(三日月ロック)」
「漣(さざなみCD)」
「君は太陽(とげまる)」
「けもの道」も「漣」もそれぞれ特徴があって良い曲だけれども、やはり「君は太陽」には敵わない。それにしても「群青」といい「運命の人」といい「初恋に捧ぐ」といいコレといい、ホントに自分青春疾走ソング大好きやなぁ。

というわけで、忘れてる曲とかありそうだけど、とりあえず今回はこの12曲で。なんかもう一周できそうな感じ。皆さんの選曲とどれだけ違いがありましたでしょうか。
1.春の歌(スーベニア)
2.初恋クレイジー(インディゴ地平線)
3.群青(さざなみCD)
4.運命の人(フェイクファー)
5.愛のことば(ハチミツ)
6.正夢(スーベニア)
7.ハネモノ(三日月ロック)
8.ハチの針(醒めない)
9.初恋に捧ぐ(おるたな)
10.ホタル(ハヤブサ)
11.メモリーズ・カスタム(ハヤブサ)
12.君は太陽(とげまる)

最後に個人的に好きなアルバム・ベスト3を、簡単にご紹介して終わりにしたいと思います。

第1位:醒めない
圧倒的な1曲というのはないのだけれど、全体的な統一感を感じれるアルバムだ。ほぼすべてが聴かせる曲で、そしてちょっぴり切ない。絵本を読んでいるかのような雰囲気を味わうことができる。一時期死ぬほど聴いた。

第2位:さざなみCD
曲単体で見ると「醒めない」よりも良い曲は多い気がする。前半怒涛のように良曲たちが押し寄せて息つくヒマもないほどだ。個人的に「醒めない」の雰囲気が好きなので「さざなみCD」は2位としたけれど、人に勧めるならこっちかも。

第3位:ハチミツ
J-POPの代表的なアルバムということで、やっぱり良いよね。明るくて可愛いスピッツさんが楽しめる。有名曲はもちろん良いのだが、なにげに「ルナルナ」とか隠れた名曲多くて、聴き直してびっくりした。

スピッツさん
好きな曲は
5000曲(御選曲)

季語はスピッツ。

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