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コロナのときゲストハウスはどうだったの?やっぱり大変だったんでしょ?よく聞かれる質問へのアンサーはこちら

はじめてゲストをお迎えしたときの話を書きました。


これが2019年7月。東京オリンピックをちょうど1年後にひかえ、9月にはラグビーワールドカップが開催されました。
我がゲストハウスは順調に稼働していました。順調過ぎました。途切れることなく予約が入っていました。
年末年始もゲストがいてくれたのでわたしたちはいっしょに新年会やったりして過ごしていました。2020年冬はスキー、スノボを楽しむオーストラリアからのゲストが多く滞在してくださったし、お花見シーズンまでほぼ満室、5月の予約も入っていました。
朝はゲストにコーヒーを提供して談笑し
 「おっともうこんな時間、オフィスに出かけるのでまた明日ね!」
の日々を過ごしていました。
そしてコロナ時代がやってきました。突然に。

入っていた予約はすべてキャンセルになりました。
仕事は出社することがなくなりリモートワークになりました。
ステイホームとなりわたしはギターを弾き始めました。
予約受付はしているけれど予約は入らない。
いつになったらコロナのない安心安全な生活が戻ってくるのかまったくわからない状態でした。感染者数のニュースをテレビで毎日やっていたころ。

2021年1月、ひさしぶりに予約が入りました。
予約が入るとスマホに通知が来ます。
通知音がなったことが、うそでしょ!ってかんじでした。
誤動作なんじゃない?みたいな。

それは誤動作なんかじゃなくホンモノの予約でした。
翌週アメリカ人の女性Mちゃんがやってきました。
1ヶ月半の長期ステイ。
ソーシャルディスタンスをとるため、マスクして軽く挨拶するだけでしたが
彼女は
 Is it possible that I can park my bicycle outside?
 自転車をとめられますか?

ときいてきました。

 部屋の前にスペースに置いていいですよ!

と返事したら、自転車が置かれました。2台。

 あれ?なんで2台?

不思議に思ったけれど、部屋に引きこもっていたこともありほとんど会わないうちに数日がすごました。
そしたら、また新しい予約が入りました。滞在中のMちゃんでした。
滞在延長で4月上旬まで。

3月になると男性が現れました。アメリカ人Jくんです。
もう1台の自転車の持ち主は彼でした。ずっと雪山で滑っていたので彼より先に自転車だけが置かれていたようです。
結局彼らはわたしたちの部屋にそのあとも長く滞在しました。
滞在、というより住人です。

東京でモデルの仕事をしている彼らは、美男美女。
いろんなアパレルブランドで活躍する彼らをみつけることができました。
 あ、うちの子たちだわ、がんばってるわねー
と気分は完全に母親。
仕事の合間には、わたしたちのゲストハウスを拠点に、夏は湘南、冬は雪山でスノボ、コロナの規制がゆるむやいなや、バリ島へも出かけていました。数週間いないことも多かったし、ホームタウンのLAにもよく行っていました。
Jくんはクッキングが好きで、ベジタリアンのMちゃんに野菜の天ぷらを料理してあげたり。
われわれFamilyだもんね!
とThanksgiving day には手料理をふるまってくれました。グレービーソースの味、甘いんだかしょっぱいんだか微妙な味のする野菜を食しながら

 東京で感謝祭を体験できるなんてゲストハウスやってなければ経験しなか 
 ったよね

としみじみを味わいました。見出し画像がJくんのお料理です。
結局彼らは2023年の2月まで住んでくれていました。
 丸2年?!
海外からの訪日観光客の受入が再開したころ、彼らは引っ越すことになりました。
 さみしい、さみしい、どうしよう、、、
わたしは明らかに動揺していました。
チェックアウトの日が近づいてきました。もはや、チェックアウト、という言葉は適切でないほど長くいた住人へわたしはLINEしました。

 どこに住むか決まりましたか?
ときくわたしに

    We got approved for the building next door!
 わたしたちは隣のマンションに住む承認をもらいました!

なんと、the building next door
つまりお隣さんですwww
わたちたちもそのマンションに住んでいたことがあってその話しも覚えていた彼らはそこへの入居手続きを進めていたのです(T_T)

あのときは嬉しかったなあ。
さみしさが一気に吹き飛びました。
そしてその後もあいかわらずご近所付き合いをしていましたが、今年の2月末、長い日本暮らしにピリオドをうち、アメリカへ帰って行きました。
でもまたふらっと東京ライフをはじめる気がしてなりません。
自由に生きる彼らのライフスタイルにたくさんinspireされました。
この出会いにとても感謝しています。

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