友人への誓い

君がぼくにはなしてくれたことは

きみは誰にも話したことがないといっていた

お父さんの話

自分の話

家族の話って言うのは

あまり人に話したくないものなのかなあ

うんうん

そうやって

君の話を聞くことができて

とても嬉しかった

うん

うん

なるほどねえ

そうやって

きみのはなしを聞くことができるのは

きっと今後もあまりないことだろう

そう思って

訥々とは話す君の横顔を見て

なんだかとても愛しくなったんだ

その日の帰り際

私たちはタクシーに乗った

ううん

君じゃない人と

ふと振り返って君を見ると

きみはとても悲しそうな顔をしてこっちをみていた

そんな表情の君を見るのも初めてで

でも

どうしていいかわからなくて

ぼくたちを乗せたタクシーは走り出した

ひとつだけ誓おう

僕は君のために

決して煙草は吸わないよ

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

oyamada_aoko

28歳OLの何かについて

引き続き試運転 仕事以外の日も更新
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。