花曇り

別れた次の日から

関東はとても冷え込んで

大雨が降って

私の代わりに

空が泣いているのかなんて考えなかったけど

でも

なんだか

この天気と気温が大好きで

寝るのがもったいなくて

ずっと起きていたら

夜更かしするなって母親に怒られた。

バイト中は

忙しくしないと

親友の彼氏のことを考えてしまって

落ち着かないから

かみさま、なんで忙しくしてくれないんですか。

って

心の中で思ってた。

秋雨前線。

通過。

夜は早く訪れるようになるし、

朝も遅くなるんだろう。

私は

いつになったら

ずっと思い続けた彼に

想いを伝えることができるようになるんだろう。

そして

いつになったら

正しい恋愛

というものができるようになるのだろう。

人のうまくいっていない恋愛話を聞いてこっそり喜んだりしなくなるのだろう。

体だけの関係でもいい

なんて

不純なことを思わなくなるのだろう。

でもそれって

なんとなく

つまらなくないですか。

そんなことを考えて

にやっとしなくなるのだろう。

恋なのか

恋じゃないのか

わからない

そうだ

私が恋を失ったあとに

友人たちが私にかけてくれたことば

残しておこうかな

という気になった

私の恋愛体質

誰かなんとかしてくれないかな

そう思っているうちに

時間は過ぎ

私は恋愛体質のまま

こんな年になった

こんな年って

まだ二十歳ですが何か

私は

なんでこんなに恋愛体質なのだろう

なんだかかえってすっきりした

今なら忘れられそう、きみのこと

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