10/8 3ヶ月前に行った旅行について

なんとなく暑くてぼやっと曇ってて
たまにものすごく奥行きのある空になって
夕暮れはやっぱりちょっとぼんやりして

そんな街だなと思った

うだるほど暑いわけでも
嫌になるほど雨が降るわけでもなく

暇な人が生活のために生活してる町

ここは暇な人しか来ちゃいけないねえ、と同行者がつぶやいた。

彼女は正直、何を考えてるのかわからない。

でも、楽しいときは楽しいねえと言うし
楽しくないときは何も言わないし
嫌なときは嫌だと言うし
美味しいときはおいしいねえというので
まあまあわかりやすい方だとは思う。

なんというか、楽しくないときに楽しいと言わない人なので旅行は楽。

この街に住む人は
朝早くでかけて
夜もそこそこな時間まで働いているようだ。

ただあくせく働いてることはなく
ぼんやりなだらかに働いている、ような気がする。

無駄な気を使ったりはしない。

ドライでいい。

ドライなりに親切な人たちだ。

移動時間は好き。

どこかにつくまでの執行猶予という感じがする。

執行猶予が終われば、新しいこととか知らないことに否が応でも直面させられるので
あの緊張感が、私を毎回不安にする。

ところで、今回の旅行で心底思ったことが3つあり

わたしは苗字を呼び捨てにされることが好きだな、ということと

日本でなくても自分は働けそうだな、ということと

英語は話せるようになった方が良いということだ。

このぼんやりした町で、わたしはきっと何かしら見つけて働ける。
日本で仕事にしてることをここに持ち込んでもいいだろう。

食べ物もそこそこおいしいし安いので問題ない。

海で泳いで、ご飯を食べて仕事をして
お酒を飲んで夜は寝て
呼ばれたら日本の東京に帰ればいい。

幸いにも時差は2時間だし

わたしは人並みの技術を持っているし
それを必要としてそうな人たちはたくさん知っている。

この文章をわたしはいま、
ランカウイはジオパークの山頂(山の名前は不明)にて書いている。

遠い海を見ながら
深い山を見ながら

こういうところで自由に生活するために
両親は技術を持つように育ててくるたのかもしれない。
もっと知りたいことはたくさんあるけれど。

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